■  2008年6月29日 放送
今年は日本人のブラジル移住100周年にあたります。皇太子さまは記念式典やお祝いのイベントに出席するため、ブラジルを公式訪問されました。
現在はブラジルの日系人は150万人と言われていますが、100年前、最初の移民船「笠戸丸」で海を渡ったのは、たった781人。慣れない生活に重労働が重なり、体調を崩したり、マラリアなど風土病にかかる人も少なくなかったといいます。
今週の皇室日記は、日系移民の歴史にスポットを当てながら皇太子さまのブラジルご訪問を2回にわけて特集します。
又、ブラジルのポンペイヤ出身の日系2世=城代洋(じょうだい ひろし)さんにもお話を伺います。
希望に満ち、一攫千金の夢を追って、ブラジルの地を踏んだ日系移民たちを待ちうけていたのは未開の密林でした。
しかし、移民たちは、過酷な環境と戦いながら、荒れ地を開墾し、畑にして耕し、一生懸命に生きてきました。その正直でひたむきな姿勢こそが今日の両国間の友好の礎を築いたのだと城代さんは言います。




鎌倉市 長谷寺にて
久能キャスターと杉上アナウンサー


横浜市 JICA横浜 海外移住資料館にて
城代洋さんと久能キャスター