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2009年6月14日 放送
大都会のど真ん中、皇居にタヌキが生息していると、驚く方も多いかと思いますが、去年、『皇居におけるタヌキの食性とその季節変動』という論文が発表され、天皇陛下が共著者になられています。 この論文は皇居のタヌキの生態に関する調査結果に基づき、特に糞の分析を中心にタヌキの食性とその季節変動についてとりまとめたものです。 そこで今週は“皇居のタヌキ”をお送りします。 皇居のタヌキは何頭いるのか? 皇居のタヌキはどこから来たのか? 皇居のタヌキは皇居内のみで暮らしていけるのか? 様々な疑問もわきますが、論文の共同執筆者の一人である国立科学博物館の川田伸一郎博士に、天皇陛下のご研究をわかりやすく解説していただきました。 また「貴重な自然を国民と分かち合いたい」との両陛下の希望を受け、 一昨年からは皇居・吹上御苑の一般開放も始められましたが、その吹上 の意外な歴史も紹介します。
皇居・東御苑の花菖蒲前にて
久能キャスターと杉上アナウンサー