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2010年5月2日 放送
テレビ放送は、来年いよいよ地上波デジタルへ完全移行します。
新しい電波塔=東京スカイツリーも建設中ですが、テレビ放送の黎明期から50年以上、今日のテレビ時代を支えてきたのが東京タワーです。
皇室とは東京タワーが完成した時から縁がありました。12月23日は天皇陛下のお誕生日ですが東京タワーの完成も昭和33年の同じ日でした。当時、婚約中だった両陛下。経済の復興が著しい中、人々は翌年4月のご成婚パレードを見ようとテレビを買い求め、世紀の瞬間を目にしました。
又、昭和37年に昭和天皇が展望台からの景色を香淳皇后と楽しまれています。
当時の新聞によると、昭和天皇はお住まいの吹上御所から毎日のように東京タワーをご覧になり『一度上ってみたい』とおっしゃっていたそうです。
そこには、ただ見学に訪れたいというだけでなく、昭和天皇のある思いが込められていたのではないかと言われています。
そして、平成元年の昭和天皇の大喪の礼の日には、タワーのライトを消して、弔意を示したそうです。
また去年、両陛下のご結婚50年の日に、東京タワーはお祝いのライトアップを行いました。
今週は皇室と東京タワーの意外な関わりを、タワー建設当時の貴重な映像やインタビューを交えてご紹介します。
東京タワー前にて
井田キャスターと高橋アナウンサー
日本電波塔株式会社・東海林晃さんと井田キャスター、高橋アナウンサー