観光バスが乗りつけるような有名寺院ではないので、訪れる人も少なく、ゆったりとした時間を過ごすことができる通好みのお寺です。
撮影中、タクシーで本堂脇まで来る拝観者が多く見られましたが、山門から歩いて行かれることを是非オススメしたい!
木々に囲まれ、鳥の囀りに耳を傾けながら歩くこと5分。参道はなだらかな坂道と石段なので、歩きやすく、次第に心が落ち着いてきます。ただ残念なのは、すぐ隣にゴルフ場があり、途中カートとすれ違うことがあるんです・・・日常を忘れ穏やかになった心を、いきなり現実に引き戻されたようでガッカリしてしまいました。
庭はシンプルな構成の枯山水庭園ですが、白壁越しに眺める比叡山は素晴らしく、お天気の良い日など広縁に腰を下ろし、ゆっくり過ごす拝観者も多いようです。
狩野山楽の障壁画は国の重要文化財に指定されています。1997年から美術院国宝修理所で4年がかりの修復が行われ、昨年3月から公開されました。大覚寺の「牡丹図」など、華美な作品を描いた山楽の初期の作品と伝えられています。しかも、これほど大展開で描かれたものは稀で、おそらく当代唯一のものといわれ、美術史上からみても非常に貴重な遺品だそうです。撮影時も美術大学の学生が訪れ、熱心に見ていました。
方丈に安置されているご本尊は、とてもやさしいお顔をしていらっしゃいます。血天井・障壁画だけでなく、仏様のお顔も是非拝んでいただけたらと思います。
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