■ 新撰組縁の地   7月6日放送

平安時代に創建された壬生寺は地元の人々の信仰を集めてきた寺院で、本尊の延命地蔵菩薩像は奈良の唐招提寺から移されてきた平安時代の傑作。
この寺は新撰組の隊士の訓練が行われていた場所で、境内には隊士達の墓所「壬生塚」がある。毎年7月16日にはこの塚の前で新撰組隊士慰霊供養祭が執り行われる。
八木邸は新撰組が結成され、本拠地とされた地侍の屋敷。新撰組初代総長・芹沢鴨はこの屋敷で討幕派に暗殺された。邸内にはそのときの刀傷や、芹沢がつまづいたという文机がある。
八木家は現在、和菓子屋を営み、銘菓「屯所餅」を作っている。
壬生原産の壬生菜を餅に混ぜ、丹波大納言の餡を包んだ素朴な餅菓子は八木邸の見学者に漏れなく振舞われる。





平安時代から1千年もの長きにわたり、土地の人々から信仰を集めてきた壬生寺

奈良の唐招提寺から移された延命地蔵菩薩は、緻密な細工が見事な、平安時代の傑作です。


このお寺は幕末時代、かの新撰組が境内で隊士の訓練を行ったところ。

毎年7月16日には隊士達の眠る墓所で供養の祭りが執り行われます。


その新撰組が結成され、本拠地とされていたのが壬生の地侍、八木家の屋敷。新撰組初代総長、芹沢 鴨はここで討幕派の襲撃に倒れました。


手傷を負った芹沢を追い詰める刃は鴨居を削りながらも、文机につまづいた彼に最後の一撃を加えたのです。

今では和菓子屋を営む八木家では、名産の壬生菜を混ぜ込んだお餅を作っています。

壬生菜の爽やかな香りと丹波大納言のまろやかな甘味が旅の疲れを癒します。


新撰組縁の地、壬生。彼らは壬生狼(みぶろ)といわれ京都市中の人々に恐れられていましたが、現代では少数精鋭で敢然、尊皇派と戦ったヒーローとして捉えられているようです。

壬生寺は新撰組のファンには有名で、修学旅行生を含め平日でも訪れる人が多いですね。もしかして京都一、参拝客の平均年齢が若い寺ではないでしょうか?
とはいえ大政奉還後、尊皇攘夷派をはばかり新撰組の資料はほとんど寺に残っていないという。

しかし周囲には新撰組に関わる建物が残っています。なかでも八木邸は新撰組結成の地で本拠地だったところ。拝観時には案内者がつき懇切丁寧に解説していただけます。そして、名物の屯所餅が抹茶つきでもれなく接待いただけます。一休みに訪れてもいいのでは?


「 MAHORA 」
演奏/作曲:川井郁子