■ 石山寺(いしやまでら)   9月7日放送

東大寺大仏建立のための黄金が不足しないようにと願って聖武天皇の命で作られた石山寺。奈良時代から観音信仰の聖地として信仰を集めてきました。広大な境内には国宝の多宝塔や本堂をはじめおおくの建築物が点在しています。今年で開基1250年を迎え、本尊の如意輪観音が12月16日まで公開されています。
本来33年に一度しか姿を現わさない秘仏。8月の調査で本尊から飛鳥期の胎内仏(国内最古に属す)が発見され注目を浴びています。本堂内の「源氏の間」は紫式部がその窓から十五夜の月を見て霊感を受け源氏物語を書き上げた部屋として有名です。




琵琶湖から流れる瀬田川のほとりに建つ石山寺。



観音様の霊地として知られ平安時代には「石山詣」といわれるほど多くの人々の信仰を集めてきました。


とりわけ宮廷の女官たちの間では、琵琶湖で船遊びを楽しんだ後、石山寺で読経をしながら一夜を過ごすことが流行りました。



清少納言は枕草子の中で「寺は石山〜」と本尊の観音様を称えています。


今年1250年目を迎えた石山寺は如意輪観世音菩薩を公開中です。清少納言が称えた観音様は5メートルを越す堂々としたお姿です。



石山寺は又、源氏物語誕生の寺でもあります。

紫式部がこの窓から十五夜の月を見て霊感を受け、源氏物語を書き上げたと伝えられ、式部の使った硯が今も残されています。



平安時代、華麗な女流文学の舞台でもあった石山寺です。



3万6千坪の広大な境内はノンビリ歩くと1時間はかかり参拝というよりもちょっとしたハイキング。
平安時代、都人が琵琶湖と石山寺をセットで行楽地としていた事も分かるような気がします。
石山寺は花の寺としても有名で秋には芙蓉・萩・秋明菊がたのしめます。
多宝塔の美しさ、本堂の豪壮さなど見所は多いのですが唯一気になるのが源氏の間。
普段は部屋の中にかわいらしい紫式部の人形が飾られています。


「 BELONGING 」(アルバム「ONCE IN A RED ROOM」より)
作曲/演奏:SECRET GARDEN