■ 岡崎から東山へ   10月5日放送

洛東の岡崎には平安神宮を中心に美術館や公園が広がり、観光客だけでなく地元の人も多く訪れ、人通りが絶えることがありません。
桜や紅葉の季節になると、とくに賑わいますが、さわやかなこの時期も、そぞろ歩きを楽しみたいエリアです。今回は、平安神宮から東山の真如堂までを散策します。




夜が明けたばかりの平安神宮。



古の時代を偲ぶ、壮大な門をくぐると、そこは華やかな王朝絵巻の世界。鮮やかな朱の社殿が、朝日を浴びて目映いばかりの光りを放っています。


水面に映る優美な姿は、社殿を囲むように作られた神苑の橋殿。



雅な風情に浸り、橋を歩いてみると、自然の光を巧みに取り入れた、見事なまでの演出に心躍ります。


平安神宮から北東に進むと、金戒光明寺が見えてきます。



やわらかい陽を受けて秋風がそよぐ参道。
風格をたたえる三門を見上げ、広大な境内を進みます。



路地の花に目を奪われると、そこは穏やかな佇まいの真如堂。



木漏れ日に透ける緑が、日ごとに深まる秋を予感させます。



長くて美しい京都の秋は、まだ始まったばかりです。



平安神宮の朝は早い。
午前6時、まだ太陽が東山から顔を出してまもない頃、どっしりと立つ応天門の扉が開かれます。開門と同時に、参拝にいらっしゃる地元の方の姿を大勢見かけ、京都の人々の信仰の厚さを知りました。
陽が昇るにつれ朱塗りの社殿が輝き始めると、しばし平安王朝の華やかさに浸ります。
神苑は広大な回遊式庭園で、3つの池を四季の花々が囲み、いつ訪れても楽しめます。とくにオススメなのは、番組でご紹介した東神苑。橋殿・泰平閣が池に映し出される景観の美しさは見事です! 池には元気のいい鯉がたくさん・・・橋の上にはエサが用意されていて、観光客には人気があるようです。
平安神宮からゆっくり歩いて15分、金戒光明寺の山門が見えてきます。
黒谷さんと呼ばれ、地元の方に親しまれているお寺で、撮影時も近くの保育園から子どもたちが遊びに来ていました。境内は静かで木立が美しく、隠れた紅葉の名所です。
金戒光明寺の古い土塀が続く道を通って北へ進むと、右手に真如堂があります。紅葉の名所として名を馳せるお寺で、春は桜のお花見処としても知られています。お寺の方によれば、紅葉は例年11月下旬が見ごろだとか。緑の今でさえ、こんなにキレイなのですから、真紅に染まったもみじが三重塔を彩る様は、ため息が出るほど美しいことでしょう・・・
仕事ではなくプライベートで訪ねてみたいエリアです。


「 夏の終わり 」
(アルバム「APSARAS」より)
作曲・演奏:MA-YA