■ 南禅院(なんぜんいん)   1月18日放送

1264年この地に離宮を営まれた亀山天皇は、その後禅宗に帰依し離宮で出家して法皇となられ離宮を禅寺としました。南禅院はその離宮の遺跡です。
庭園は記録によると吉野の桜、難波の葦、竜田の楓等が移植され、井手の蛙も放たれたと記され当時の贅を尽くした様子がうかがえます。天竜寺庭園、苔寺庭園とともに京都の三名勝史蹟庭園に指定されています。
今回、内陣が初めて公開されます。亀山法皇の木像も貴重ですが修復が終わったばかりの美しさは特筆ものです。




南禅院境内に独特の景観を見せる水路閣。

その水路閣に守られるように建つ南禅院は、鎌倉時代、亀山天皇がこの地に営まれた離宮を、天皇が出家して法皇となられたため禅寺としたもの。



庭園は周囲を深い樹林に包まれて
離宮当時の面影を今に伝えています。



五大将軍徳川綱吉の母、桂昌院によって再建された本堂は
3月18日まで特別公開されます。


内部を飾る江戸狩野派の雲竜の襖絵が
南禅寺発祥の基となったこの寺の格式の高さを伺わせます。




初めて公開される内陣には
重要文化財の亀山法皇の木像が安置されています。


南北朝の対立、蒙古軍の襲来と多くの難題に見舞われた亀山法皇。
法皇は外の世界と隔絶された閑静なたたずまいの南禅院に
一時の心の安らぎを求めたのです。


水路閣に隠れて見落としてしまいそうな南禅院。撮影中に駐車禁止の水路閣周辺に車が次々に停められるのには困りました。観光客にとっても風情を楽しむ邪魔になります。マナーを守って楽しい観光を!!
最近南禅院では結婚式を挙げる人が増えてきているそうです。宣伝しているわけでもないのにと住職も不思議そう。京都の人だけでなく外国人も挙式したそうです。仏前結婚式は今や一般的ではないかもしれませんが、南禅院のような歴史のある禅寺で挙式、精進料理で宴というのも洒落ていますね。


「 Santa Maria 」
作曲者:伊福部 昭
演奏者:有橋 淑和