■ 二条城(にじょうじょう)   2月22日放送
今年、築城400年を迎える二条城は徳川家康により京都の押さえと、将軍家上洛時の宿所として築かれました。
そのためこの城は歴史の有為転変を見つめてきました。大阪冬の陣、夏の陣では大阪攻めの本営として徳川350年の足固めの舞台となり、幕末には十五代将軍慶喜はここで大政奉還をし、封建時代の終焉を迎えたのです。
天災などでたびたび罹災した二条城で築城当時の面影を残すのは国宝の二の丸御殿。880畳、にも及ぶ壮大な建築には狩野派による950面もの襖絵が描かれています。
大政奉還によりこの城は「二条離宮」となりました。本丸御殿はその折、御所から移された旧桂宮御殿です。
庭園には梅林があり、百本あまりの梅が季節の香りを放ちます。




名実ともに天下人の座に着いた徳川家康が、都の押さえとして築いた二条城は、築城4百年を迎えました。



当時の姿を残す国宝・二の丸御殿は、家康の権勢を窺わせる豪壮な建築です。



およそ950面にも及ぶ襖絵のほとんどは、狩野派がこぞって力をつぎ込んだ力作ばかりです。



このたび特別公開される本丸御殿は御所から移されたもの。
かつて、天皇が過ごした頃の面影を色濃く留めています。




庭園に香るのは、4百回目の春を寿ぐように咲き競う楚々とした梅の花。



二条若狭屋では、その梅をかたどった京菓子が作られます。 外郎(ういろう)で白あんを包み、おしべをあしらった匂いやかな「福梅」。



そちとりどりの梅が都に早春を告げます。


桜の季節には夜間特別公開で大変な賑わいになる二条城も、この季節は比較的静かでゆったりと見学するには恰好です。
特に梅林は城内の奥にあり、訪れる方もまばらで、漂う梅の香にすがすがしい気分になります。
撮影のときはまだ咲いていませんでしたが、その中に1本の木で紅白の花を付ける「源平咲き分け」という梅があり、一見の価値があるのではないでしょうか。
程近くの二条若狭屋では、番組で紹介した「福梅」の他にも何種類か梅をかたどった生菓子を作っています。なかでも紅白のきんとんで色分けされた「咲き分け」は件の梅から題材を得たと思しき一品。
生菓子は数に限りがあり、ものによっては作らない日もあるので前日までの予約が確実です。
いずれにしろ京菓子の世界は季節の先取りが本分。梅が満開になるころには桜の菓子が出始めますので、梅のお菓子をお求めの方はお早めに。


「 REMINISCENCES II 」
作曲者:JOJI HIROTA
演奏者:JOJI HIROTA