■ 松尾大社(まつおたいしゃ)5月3日放送

松尾大社は京都最古の神社のひとつで、太古の昔この地帯一帯に住んでいた住民が、松尾山の神霊を祀って、生活守護神としたのが起源といわれます。大宝元年(701)松尾山大杉谷の磐座の神霊を勧請し、社殿を創建。中世以降は酒の神として信仰を集め、境内には「お酒の資料館」もあります。
 庭園「松風苑」は、上古・平安・鎌倉の庭園様式を取り入れた三つの庭で構成されています。三庭に用いられた200余個の石は、すべて徳島県吉野川の青石。また、宝物館に安置される三躯の神像はわが国最古の神像のひとつで、重要文化財に指定されています。




京の西山、新緑に包まれる松尾大社は、お酒の神さまとして親しまれています。



神社には珍しい白線の入ったつ築地塀(ついじべい)と風格ある社(やしろ)が、京都で最も古いと言われる歴史を語ります。



宝物館(ほうもつかん)に安置される三体の御神像(ごしんぞう)。平安時代に作られたもので、わが国最古の神像と言われます。人間味あふれる表情に気品が漂い、神さまを少し身近に感じます。



この時期、境内一円に咲き乱れるのは およそ三千株の山吹。鮮やかな黄色い花が木立に映え、眩いばかりの美しさに 心がはずみます。




本殿背後の大杉谷(おおすぎだに)から湧き出る霊泉・亀の井の水。よみがえりの水とも言われ、のどを潤す人が今も絶えません。



この水でた点てたお茶をいただきながら静かに過ごすひととき。
神の宿る庭を眺め、はるか昔に想いを馳せる松尾大社です。



松尾大社の境内には約3000株の山吹があります。鳥居をくぐり楼門へ歩いて行く途中、駐車場の脇にも黄色い花が咲いていましたが、見所はなんといっても楼門のすぐそばを流れる一ノ井川沿いです。川にかかる石橋と新緑、水面にしだれかかった山吹の花が調和して、本当にキレイでした。
ただ朝も9時を過ぎると、アマチュアカメラマンが川沿いにずらーっと並んで、撮影するにも一苦労。
山吹の季節が1年中で最も訪れる人が多いという、神社の方のお話も納得の光景でした。
境内の神泉「亀の井」の水は名水といわれ、とくに長寿にご利益があると伝えられています。撮影時も、ペットボトルなどを持参して水を持ち帰る方を大勢見かけました。また醸造の際、この水を混ぜてお酒を作ると腐りにくいといわれることから、今でもこの水を汲みに来る酒造業者が多いとか。境内ではこの水で点てた抹茶をいただくこともできます。


「 架空の映画のための音楽 」
作曲者:平野 義久
演奏者:細田 真子