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今でも軒下には、足腰の健康を祈る小さな草鞋(わらじ)が奉納され、痛いところを撫でると回復すると信じられている「おびんずる様」が鎮座します。 毎月17日に公開される宝蔵庫には、藤原時代の仏像が五体安置され、平安時代の仏教美術の優美な作風を今に伝えています。特に正座する「勢至菩薩坐像」などは、大陸から伝来し日本の風土に馴染み始めた当時の仏教の様子が、「正座」という日本の生活様式を取り入れたお姿から伺われ、貴重です。 五千坪の庭園にはこの時期、一万株のアジサイが咲き誇り、見るものの目を楽しませてくれます。30種類を超えるアジサイは、高い杉木立の中、雨に濡れながら鮮やかな色合いを見せ、前述した蓮などと並んで、「花の寺・三室戸寺」という呼び名にふさわしい美しさを見せてくれます。 |
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![]() 1200年の歴史を持つ宇治の三室戸寺。深い緑の中、そぼ降る雨にぬれながら参道を行くと、天皇・貴族たちの厚い信仰を集めたという寺の境内が見えてきます。
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![]() 禅寺風の見事な本堂は、西国観音霊場(さいごくかんのんれいじょう)の札所(ふだしょ)です。人々は、小さなわらじに丈夫な足腰を、おびんずる様には病気などの回復を祈ります。
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![]() 豊かな自然の中、寺は平安の昔からの貴重な宝物(ほうもつ)を守り続けてきました。
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![]() 月に一度公開される、五体の重要文化財の仏像。 特に藤原時代の作の、正座したお姿は、仏教が日本の生活様式に根ざしてきた貴重な証です。
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![]() 一万株のあじさいが咲き誇るアジサイ庭園は、今がまさに見頃。 およそ30種の色とりどりのアジサイは、雨にかすむ木立ちの中、深い色合いの美しさを競い合います。
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![]() 眩しい夏が来る前の、つかの間の安らぎ。梅雨の宇治を、三室戸寺のあじさいが静かに彩ります。
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![]() 「 Soft and Gentle 」 作曲者:ガイルモラン 演奏者:チックコリア |
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