■ 泉涌寺・雲龍院
(せんにゅうじ・うんりゅういん) 
8月9日放送


平安の初期に建てられた東山の「泉涌寺」は「御寺(みてら)」と呼ばれ、皇室と縁の深い寺で、広々とした境内は、その歴史と格式を漂わせています。中でも、塔頭の「雲龍院」は室町時代の後光厳天皇により創建され、時の天皇の帰依をうけてきました。こけら葺きの本堂「龍華殿(りゅうげでん)」は、後水尾天皇が寄進したもので重要文化財に指定されています。本堂には、本尊の「薬師三尊像」が祀られ、倉裏には憤怒の表情で走る、珍しい「大黒天」も祀られています。また、客殿では抹茶を頂きながら静かに枯山水の庭園を味わうことができます。




鎌倉時代から天皇家の墓所を守ってきた「泉涌寺(せんにゅうじ)」は「御寺(みてら)」の別名で呼ばれる、皇室縁の寺。

広大な境内に建ち並ぶ伽藍は、厳かな風情を漂わせています。


中でも、境内の奥深くに建つ室町時代に創建された塔頭(たっちゅう)「雲龍院(うんりゅういん)」は天皇家との、深いつながりを偲ばせます。



歴代の天皇を供養する「霊明殿(れいめいでん)」に祀られているのは この寺を創建した「後光厳(ごこうごん)天皇」。


こけら葺きの雄大な本堂「龍華殿(りゅうげでん)」、御所から移された建物は、雅な名残を留めています。



300年以上前に「天皇」が奉納した写経の道具は今も尚、使われています。



古(いにしえ)と変わらず写経する人々を見守るのは、本尊の薬師如来…。




客殿の前に広がるのは「枯山水」の庭園です。
緑一面の庭を愛でながら、渡る風に身を任せて頂く「一服のお茶」はふと、心が安まるひと時です。




「泉涌寺」はとにかく広い境内なので見所は多いはずです。天皇家と縁が深い寺ということで、見るべき価値あるものが数多くあると聞いています。歴史が好きな人なら1日いても飽きないかもしれません。
で、今回は、雲龍院が取材のメインテーマだったのですが、印象に残るのは枯山水の庭園前で頂いたお茶。茶の心など知る由も無いのですが、天皇家の紋の入った茶碗で頂く抹茶は、たっぷりとハイソな気分を味わせてくれます。また、写経に来る方が結構いたのには驚かされました。8月中は拝観時間内ならできるそうですが、9月より後のことは、お寺に問い合わせてください。
ちなみに写経するのは有料です。みていたら、1枚書くのにも結構時間がかかっていたようなので、正座ができない人は辛いかも…。


「 Above Water 」
作曲者:TAN DUN
演奏者:中国フィルハーモニック