■ 高山寺 (こうざんじ) 9月13日放送

栂尾の山腹に広がり、巨大な杉や老松に覆われた「高山寺(こうざんじ)」は、774年(宝亀5年)に光仁天皇の勅願によって開創された古刹。一時、荒廃したものの1206年(建永元年)、後鳥羽上皇の院宣により、明恵上人が再興しました。1994年(平成6年)には、世界文化遺産に登録されています。古くから文化財の宝庫として知られ、特に国宝の「鳥獣人物戯画」が有名です。そして、国宝の「石水院」は、鳥羽院の学問所を移したもので、明恵上人の唯一の遺構。鎌倉初期の寝殿造りの優雅な趣を残す、住宅建築の傑作です。




京の北西、清滝(きよたき)川にそよぐ涼しい風が旅心を誘う「栂ノ尾(とがのお)」。


世界文化遺産にも登録されている『高山寺』は、千二百年以上前の奈良時代から続く古刹。

境内を包む巨大な杉木立に歴史の深さを感じます。



国宝の「石水院(せきすいいん)」は、後鳥羽上皇から譲られたという学問所。
床板には、貴重な屋久(やく)杉(すぎ)が使われ、寝殿造りの面影を伝える建物です。



自然と一体となって暮らしたという明恵(みょうえ)上人が住まいとして使っていました。


「石水院」に展示されている木彫りの狛犬は、明恵(みょうえ)上人が手元に置き、いとおしんだもの。



いにしえと変わらぬ縁側からの眺め。
紅葉の名所として知られる「高山寺」は、十一月の半ばになると、山全体が赤く染まります。



高山寺のすそに店を構える「とが乃茶屋」。
紅葉よりひと足先に秋の味覚を味わうことができます。
かぐわしい香りを放つ松茸。




季節のもてなしに、しばし残暑を忘れさせてくれる高山寺の初秋です。




紅葉の名所として知られる「高山寺」。例年見ごろは、11月半ばごろだそうです。ただし、その時期は当然、相当数の参拝客で賑わうそうで、ゆっくり楽しむなら今の時期がオススメです。紅葉はなくても境内を包む杉木立の中にいると、本当に都会の喧騒を忘れさせてくれます。
「高山寺」のすぐそばにある「とが乃茶屋」は、130年以上前から続く歴史のあるお店です。実はこの辺りは松茸の産地で、お店で料理される松茸は裏山で採れたものです。(ただし、松茸御膳は予約が必要です。)本当に大きく、香りも抜群で撮影中はお店の外にも松茸の香りが漂い、観光客の方が驚いてのぞきに来た程でした。


「 Faith in Spring 」
作曲者:Paul Cardall
演奏者:Paul Cardall