■ 大光明寺(だいこうみょうじ) 10月11日放送

相国寺法堂の西に位置し、伏見宮家の菩提寺でもある塔頭 大光明寺。
1339年、後伏見天皇の皇后だった広義門院が桃山に開いた寺を後に徳川家康が再興したもの。
本堂前の枯れ山水・心字の庭は大海に点在する小島の趣きで龍安寺や大徳寺龍源院などの名庭にも劣らない深みを感じさせます。本尊の普賢菩薩は京都十三仏の第4番に位する風格のある仏様。小さな寺ならではの簡素な佇まいが心を癒してくれます。




京都五山第2位、名刹相国寺。
巨大な法堂(はっとう)が秋雨に濡れています。


法堂の傍らに建つ塔頭 大光明寺。
雨に洗われた緑鮮やかな「峨媚(がび)山の庭」が優しく迎えてくれます。



白壁で区切られた内部は一転して己を律する禅の世界。



龍安寺の石庭を思わせる枯れ山水の庭。

庭と交わす無言の会話。

やがて雨音も苔の緑も消えて感じるのは平穏な心。


庭を眺める本尊は福をもたらし命を延ばす普賢菩薩。
「合掌の普賢」として今も庶民の信仰を集めています。



仏様と石庭の小さな寺。
こころ洗われる大光明寺です。




撮影当日、大光明寺を訪れた観光客は2組5人だけ。
有名な名庭よりもゆっくりと庭を満喫できます。
又拝観業務をしていないので黙って参拝して帰るのが本来の形らしく勿論無料。住職は「こんな小さな寺ですから昔から無料です」と笑っていましたがこの寺のこころざしのようなものを感じてしまいました。
市内で観光客のいない見ごたえのある仏様と石庭。
大光明寺は私のお気に入りの寺のリストに加わりました。


「 序〜竜安寺の石庭 」
作曲者:菊地雅章
演奏者:山本邦山+菊地雅章