■ 聖護院 (しょうごいん)  1月31日放送

聖護院は平安時代に創建された修験道の本山。そして歴代の門主を皇室から迎えた門跡寺院としての格式を誇り、皇室ゆかりの品々を数多く伝えています。
いずれも予約拝観制の宸殿(しんでん)に残る「上段の間」、門主が御所を往復するときに用いたというお輿、幼い門主が遊んだ「絵合わせ」などが当時を偲ばせます。
2月2日、3日に行われる節分会(せつぶんえ)では本堂で厄除けの護摩焚きが行われ、本尊の重要文化財・不動明王が特別公開されます。また3日には祈祷された豆が撒かれ、これを求める人々で境内は賑わいます。



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平安時代に創建された聖護院は歴史ある修験道の本山。
明治にいたるまで住職を皇室から迎えた格式ある寺院です。


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江戸時代に建てられた宸殿(しんでん)。
その造りはかつて御所が焼け落ちた際に、仮の皇居となった名残を留めています。


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およそ百面にも及ぶ襖絵はいずれも狩野派による大作。
中国の故事に題材を得た作品には、きらびやかな中にも枯れた趣があります。


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また、天皇家ゆかりの寺ならではの数々の宝物。
中でも「絵合わせ」は幼くしてこの寺に入った皇子たちが興じる姿を偲ばせます。

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2月2日と3日の節分会では厄を払う護摩焚きが本堂で行われます。
そのおごそかな炎に力をもたらし、邪気を除くのは厳しい不動明王です。


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人々の祈りがこだまする立春の聖護院です。


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聖護院といえばまず思い出すのは大きく丸い聖護院大根。千枚漬けで有名なこの大根は愛知で作られていた宮重大根という品種を江戸時代に聖護院の一帯で栽培したところ、浅い土壌のしたに固い岩盤があり、大根が下に伸びることができずに横に太ったとの由。しかし、今では周辺は住宅地となり聖護院大根も近くではほとんど作られていないとか。
ところで、護摩焚きの時には法螺貝が吹かれますが、これは火を焚く前の冒頭に行われます。護摩焚きは日に何回か行われるので、運のいい方は迫力ある音を聞くことができます。
 また、寺宝や襖絵は2月2日、3日は節分の行事のため拝観できません。拝観ご希望の方はあらかじめ聖護院にお問い合わせください。


「 Feeling It All from Feather Light 」
作曲者:Hilary Stagg
演奏者:Hilary Stagg