■ 瑞光寺 (ずいこうじ)  3月13日放送

「瑞光寺(ずいこうじ)」は、1655年(明暦元年)に元政(げんせい)上人が草庵を開いたのが始まりです。一般には、"元政庵"という呼び名で親しまれています。ひなびた風情を漂わせている茅葺きの本堂は、元政上人が父親の菩提を弔うために建てたといわれています。本尊の「釈迦如来座像」は、中正院日護上人の名作で仏教史上唯一の尊像。他にも、本堂には元政上人木像など多数仏像が安置されています。



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伏見・深草の里にひっそりと佇む『瑞光寺』。
本堂は、京都でも珍しい茅葺き屋根。どこか懐かしさを感じます。


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今からおよそ三百五十年前、二十六歳の若者が、
武士の地位を捨て、この地に庵を結びました。
開祖・元政上人が、出家を決意したのは、
病が出世を閉ざしたためと伝えられています。

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仏の道に入った後も、その温かい人柄を慕って、
寺に集う人々は絶えることはありませんでした。


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四十六歳という短い生涯を終えた元政上人。
彼の遺品の数々が、命日にあたる今月18日に特別公開されます。


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そのひとつひとつから、読書を好み、学問を愛し、そして清貧に生きた彼の暮らしぶりが伝わってきます。


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親孝行としても知られる元政上人は、両親を寺に呼び、共に暮らしていたといいます。
彼の母が弟子たちにつくった「知恵粥」。
遺品が公開される日に参拝者に振舞われます。


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「瑞光寺(ずいこうじ)」は、京都市内にありながら本当に田舎の風情を感じることができるお寺です。すぐそばには、3本の竹が植えられているだけの元政上人のお墓があります。本人の意思により建てられたそうですが、本当に彼の人柄を感じます。3月18日の元政上人の命日には、数々の遺品が特別公開されます。今回の撮影では、数点しか撮影できませんでしたが、弟子たちによって大切に守られていたこともあり、その数は相当なものだそうです。一見の価値アリです。


「 Mrs Soffel 」
(アルバム「evzone em2003」より)
作曲者:George Skarouly
演奏者:George Skarouly