■ 今熊野観音寺 (いまくまのかんのんじ)  3月20日放送

泉涌寺の塔頭・今熊野観音寺は、平安時代に嵯峨天皇の勅願によって弘法大師が開創されたお寺です。 西国三十三所第十五番霊場、厄除開運のお寺として知られ、全国から多くの参拝者が訪れます。
本尊は、弘法大師が自ら彫刻されたと伝えられる十一面観世音菩薩。体内仏として熊野権現より授かった一寸八分の観音様が祀られています。脇仏の不動明王と毘沙門天も、本尊と共に信仰をあつめています。



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東山の麓に建つ泉涌寺(せんにゅうじ)。
長い参道を進むと、次第に心が落ち着いていきます。


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朱塗りの鳥居橋が見えたら、そこは塔頭・今熊野観音寺。
西国第十五番霊場として知られるこのお寺は、平安時代に弘法大師によって開かれました。


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今なお多くの人が集い、歴史と仏の教えを伝える本堂。
堂内には、数多くの仏さまがお祀りされています。
中でも弘法大師作と伝えられる本尊は、古くから広く信仰されてきました。


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境内の一角には、見ごろを迎えた梅の花が咲き誇ります。
春を待ちわびた小鳥のさえずりや、ほのかに漂う梅の香り。
観音さまも楽しんでおられることでしょう。


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泉涌寺の門前に建つ「音羽屋」では青梅の甘露煮を餡で包んだ焼き菓子が人気です。

梅の甘酸っぱさが散策の疲れを癒します。


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春の風が心地よい今熊野観音寺です。


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今熊野観音寺は隠れた梅の名所です。梅林は、本堂へ続く階段を上る手前、大講堂の裏にあるので、ご存知の方が少ないのかもしれません。
撮影時はほとんど咲いていなかった本堂前の枝垂梅。お寺の方の話では、お彼岸頃に見ごろを迎えるそうです。低い木なので、目の当たりに可憐な花を見ることができます。秋は紅葉も美しいところですので、今回ご紹介したものとは違った風景を楽しめることでしょう。
ちなみに本尊の十一面観世音菩薩は秘仏とされていて、直接拝むことはできません。代わりに同じ姿をされた御前立と呼ばれる観音さまが立たれています。年に一度、9月21日から23日までご開帳されるとのことですので、機会があれば、その時期に訪ねてみたいと思いました。

音羽屋さんは「赤飯万寿」で知られる和菓子屋さんです。昭和9年に創業し、近くの泉涌寺をはじめお寺の御用達を務めています。自らの50周年を記念して創作したのが「赤飯万寿」。店内には茶房があり、喫茶も楽しめます。


「 INNOCENCE 」
作曲者:CONSTANCE DEMBY
演奏者:CONSTANCE DEMBY