■ 河井寛次郎記念館
  (かわいかんじろうきねんかん)
  12月18日放送


陶芸家・河井寛次郎は島根県で生まれ、京都市立陶磁器試験場で各種釉薬を研究した後、大正9年、五条坂に居を構え、76歳で亡くなるまでこの家で作品を作り続けました。 「土と炎の詩人」「形の河井」「釉薬の魔術師」等様々に形容される作品群が昭和21年に建て替えられた記念館に展示されています。
  陶芸家と呼ばれるのを嫌い、文化勲章、人間国宝を辞退し、ある時期からは作品に銘を入れることさえ止めて、一陶工として創作を続けた寛次郎の世界に触れることの出来る記念館です。



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東山・五条坂。
魯山人と並び賞される陶芸家、
河井寛次郎の住居と工房が公開されています。

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「土と炎の詩人」と呼ばれた寛次郎は76歳で亡くなるまで
ここで製作に没頭しました。

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作品を楽しみに今も多くの人が訪れます。

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作品以上に人を惹きつける寛次郎自らが設計した民家風の母屋。

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父が大工の棟梁だったため建築にも関心を持ち、
隅々にまで自らの美意識を反映させ、
懐かしさと安らぎに満ちた空間を作り上げたのです。

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臼を裏返したテーブルに鳥居をデザインした椅子など家具の製作。

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さらに木彫にまで踏み込んだ、
表現者・河井寛次郎の世界を垣間見る記念館です。

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長い間、京都を取材していますが最近までこの記念館の存在を知りませんでした。
  陶器や建物は言うまでもありませんが見学者のマナーも素晴らしい。誰もが雰囲気を壊さないように静かにゆっくりと楽しんでいます。 観光地ではなく美術館の雰囲気です。 お寺や神社を取材してきた目には新鮮で陶芸に関心のない人にもお薦めできる穴場です。
  2月6日まで東京の町田市立博物館で河井寛次郎展が開催中です。


「 フルート、チェロとピアノのための三重奏曲 作品86よりAndante 」
作曲者:NIKOLAI KAPUSTIN
演奏者:NIKOLAI KAPUSTIN