■ 上賀茂神社  (かみがもじんじゃ)
  12月25日放送


678年、豪族・賀茂氏が氏神の降臨地、神山を遥拝するため社殿を造営したのが上賀茂神社の起源で、平安遷都後、下鴨神社とともに王城鎮護の社とされました。
正式名は賀茂別雷神社といいます。皇室は勿論、武家からも庇護を受け、特に徳川家は、家紋の三つ葉葵が神社の神紋二葉葵に関係があることから特別の信心を寄せたといいます。
平成6年、世界遺産に登録されました。



01
自然を支配する神を祭り、
京の都より古い歴史を持つ上賀茂神社。
平安時代からの建築様式が連綿と受け継がれています。

02






03
04
清らかな流れが穢れを払い、境内は清々しい空気に満ちています。

05
06
この時期、神社は新年の準備に。


07
神官の手によって入念に整えられる、
神が降臨するといわれる立砂。

08
09
降臨する際の目印となる松葉は門松の起源と言われるもの。

10
11
上賀茂神社の正月の縁起物「卯杖」。
持ち帰った卯杖は日が経つにつれて枯れてゆきます。
枯れた卯杖は家の邪気を祓った証です。

12
13


14
15
氏子は奉納する宝船作り。 新年を迎える準備が進みます。

16
17
元旦から五日まで参拝が許される国宝の本殿。
まもなく境内は、初詣の人で埋まります。

18


撮影のため早朝から境内にいると太陽が昇り始め、木々の間から光が筋となって射し込み、誰もいない境内は本当に神が宿っているような神々しさに溢れていました。
 時間が許すのであれば近所でもかまわないので早朝の神社に行ってみてください。貴重な体験ができるかもしれません。
 ところで、日本人は寺で除夜の鐘を撞いて、神社へ初詣というのが相場ですが、これは宗教心が篤いのでしょうか、あるいは宗教に無頓着なのでしょうか。そんなことを考えながら今年も一年が終わります。
 来年もこの番組が続くように神様と仏様両方に頼んでしまいました!!


「 平原慕情 」
作曲者:岡野弘幹
演奏者:岡野弘幹