■ 千本釈迦堂(せんぼんしゃかどう)
  (大報恩寺(だいほうおんじ)
  4月9日放送


1227年に開創された千本釈迦堂、正式には大報恩寺といいます。本堂は応仁の乱・文明の乱にも両陣営から手厚い保護を受け、奇跡的に災火をまぬがれた京洛最古の建造物として国宝に指定されています。 また、快慶や定慶作の優れた仏像が数多く残っており、霊宝館に展示されています。
このお寺には「阿亀(おかめ)桜」と呼ばれる枝垂桜があります。本堂造営の際、棟梁である夫を救い、無事に本堂建設にこぎつけた影の功労者がおかめさん。彼女の徳をたたえたおかめ像が本堂を見守るように立っています。



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西陣に建つ千本釈迦堂は、
古くから 庶民のお寺として親しまれてきました。

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応仁の乱や戦国時代の兵火も免れ、
創建当初の姿を伝える本堂。
洛中最古の木造建築で、柱には槍や刀の傷痕が残ります。

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本堂の前に目を移せば、見ごろを迎えた一本の枝垂れ桜が……


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その美しさに誘われ、しばらく花を見上げて過ごします。
やがて、この季節に桜を愛でる喜び、
争いのない平和な時代に生まれた幸せに包まれていきます。

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霊宝館で出会った六体の観音様。 鎌倉時代に作られたものとは思えない美しい姿です。

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数多くの仏像に加え、四月二十九日からは、
狩野山楽の屏風や涅槃図など、
普段見ることのできない寺宝が特別公開されます。

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しっとりと花を咲かせる境内の桜が、心に残る千本釈迦堂です。




桜の開花が全国的に遅れた平成17年。東京ではちらほら美しい花が咲き始めていましたが、例年京都は東京より開花が遅いため、不安な気持ちで京都へ向かいました。
撮影時、山門前のソメイヨシノはほとんど咲いておらず、ますます不安になりながら境内へ進むと、お目当ての枝垂桜が見事に咲いているではありませんか!? もう、飛び上がるほど嬉しかったのを覚えています。 撮影後、哲学の道へ行ってみましたが、やはりここでも桜はほとんど咲いていません。 千本釈迦堂の枝垂桜が咲いていたのが不思議なほど・・・
お天気にも恵まれ、きれいな花を撮影することができました。


「 さくら 」
作曲者:綺羅
演奏者:綺羅