
京都 心の都へ
今週は赤山禅院を訪ねます。

京の人が「お山」と呼ぶ比叡山。
その山麓に赤山禅院が佇みます。


紅葉の美しさで名高いこの寺も
今は深い緑一色。

この地は都の北東の鬼門にあたり、
拝殿の屋根には鬼門封じの猿が置かれています。
そのため、方除けの寺として知られてきました。


境内の中央には本尊の赤山大明神を祀る神殿。
平安時代から続く、寺に神殿という不思議な組み合わせ。


その横には地蔵菩薩が祀られるお堂があり、
神と仏が等しく敬われています。


又、京都で最も古い七福神の寺でもあり、
表情豊かな福禄寿が参拝者の願いを受け止めてくれます。


愛らしい福禄寿のおみくじが
鄙びた風情の山寺に彩りを添えます。

境内に点在する小さな社や石仏。
赤山禅院は多くの神や仏に出会える庶民信仰のお寺です。




