
今週は 大光明寺を訪ねます。

相国寺の塔頭、大光明寺は、
鎌倉時代の初めに創建されたお寺です。

御所の北にひっそり佇む境内が、
雨上がりの瑞々しい空気に包まれています。

中門を開けると、そこは一転 枯山水の世界。

存在感のある石が、大海原に点在する島のようにも思え、
耳を澄ませば、波の音が聞こえてくるようです。

本堂では、普賢菩薩が訪れる人を迎えます。

手をあわせたその姿は、悩める人々を包みこむような
やさしさに満ちています。

街中の喧騒を忘れ、心が穏やかになるひとときです。

大光明寺から程近い、京料理のお店 畑かく。

ぼたん鍋は、京都の冬の風物詩のひとつです。

白味噌で煮込んだお鍋はあっさりとした味わいで、
冷えた身体も暖まります。

囲炉裏のぬくもりに、心も癒される京都の旅です。



