
今週は下鴨神社を訪ねます。

洛中を流れる賀茂川と高野(たかの)川。
二つの川にはさまれた所に、
下鴨神社の境内、糺(ただす)の森があります。
森の中には小川が流れ、
古代の名残をとどめる木々がうっそうと茂っています。


鳥のさえずりに送られて奥へ進むと、
神社の社殿が見えてきました。


下鴨神社は、源氏物語や枕草子に登場するほど
古い歴史を持つ神社です。
楼門や本殿など、平安の様式を今に伝える社殿が建ち並び、
荘厳な雰囲気に包まれています。


洛中洛外の年中行事を描いた屏風。
お正月に蹴鞠を楽しむ様子が描かれています。


一月十五日に催されるお粥祭。
お正月の間、神様に供えられたお餅で小豆粥が作られ、
参拝者にもふるまわれます。


お粥の温かさにほっとするひととき。

これも、京都のお正月の風物詩です。



