
今週は清凉寺を訪ねます。

京都嵯峨野にたつ清凉寺。
地元の人からは、嵯峨釈迦堂と呼ばれ
親しまれてきたお寺です。


境内を歩き進むと、色とりどりの梅の花が見えてきました。
一輪、そしてまた一輪。
青空を背に鮮やかに咲き誇る梅の花が、
京の都に春の香りを届けています。


本堂に祀られているのは、
37歳のお釈迦様、
そのままの姿を刻んだといわれる如来像です。
そこに生きているかのような、
温かみのあるお顔にいやされます。



この釈迦如来像は、千年以上前にインド、
中国を経てやってきました。
清凉寺縁起は、
三蔵法師との道中、
時には、如来像自ら歩いたと伝えています。


5千本もの経典が収められた輪蔵。
一回転させれば、
全てを読んだと同じ功徳があるといわれています。


心地よい日差しが池の周囲を包み込んでいます。
お釈迦様の長い旅路に思いをはせ、
いつまでも佇んでいたい清凉寺です。




