
今週は吉田神社を訪ねます。

吉田山の深い森に包まれる吉田神社。
平安時代から神々の宿る地として
京の人たちから敬われてきました。

室町時代、この神社で吉田神道が確立され
幕末まで全国の神官の任命権を持つ、
強大な権力を誇りました。

本殿から山道をさらに登ると、
四月二十七日から公開される吉田神道の根本道場・大元宮(だいげんぐう)。


珍しい八角形の社殿には三千を越す神々が祀られ、
参拝すれば全国の社を参拝したのと同じ霊験があると
言われています。

ほど近い吉田山荘は、宮家の別邸を利用した料理旅館で
ステンドグラスが印象的です。


一見質素に見える建物は、再建が困難と言われる総檜造り。
室内には格式の高さが感じられます。


伝統の昼膳・葉皿(はざら)料理。
旬の味覚と庭園の美しさを堪能する京ならではの優雅な時間。


二階から望む東山に春霞がかかっています。



