
今週は植治の庭を訪ねます。

岡崎に建つ料理旅館、白河院には七代目小川治兵衛、
通称「植治」の隠れた名庭があります。

明治時代、それまで宗教的な空間だった庭を
憩いの庭へと変えた植治。

この庭では滝から池へと
様々な水の表情と水音を楽しむ工夫がなされています。


庭に囲まれる白河院の本館は
明かり窓など細部にまでこだわった数寄屋造り。


昼の松花堂弁当を味わいながら、植治の庭を眺める…
京都ならではの贅沢なひとときです。

程近い美術館・泉屋博古館には、
ひ孫にあたる十一代目植治の庭があります。
檜の直線と苔の曲線が、現代的な印象を与えています。


泉からの流れが生む軽やかさと
木立が生む静けさが共存する心地よい空間。

時代と共に庭の姿は変わっても
庭造りの心は受け継がれる植治の庭です。



