
京都 心の都へ 今週は天得院を訪ねます。

京都五山(ござん)の一角を担う東福寺。

由緒ある大伽藍が瓦を並べてたたずんでいます。

通天紅葉(つうてんもみじ)とよばれる三つ葉の楓。
梅雨の晴れ間の光がさしこみ、
瑞々しい空気が心にまでしみてくるようです。


東福寺の塔頭の一つ 天得院。

本堂の前には、美しい苔に覆われた
枯山水の庭園が広がっています。

青や白の桔梗(ききょう)の花が今、見ごろを迎え
桃山時代に作られこの庭を彩っています。

桔梗をかたどった和菓子を味わいながら、
暮れていく庭を見るのも風情あるひとときです。


天得院では今年初めて、夜間の公開が行われています。

光に照らされた花が星のようにも見え、
心地よい夜風を楽しむ 京都の旅です。



