今週の放送内容

金福寺(こんぷくじ)
6月7日放送

864年に創建された金福寺。元禄年間に当時の鉄舟和尚が親交のあった松尾芭蕉の為に建て、のちに与謝蕪村が再興した「芭蕉庵」や、蕪村門下の俳人の句碑が並ぶ、俳人ゆかりの禅寺です。
また、小説『花の生涯』のヒロイン・村山たか女が波乱の生涯をこの寺で閉じたことでも有名です。

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今週は金福寺を訪ねます。


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かつて、その静寂を求め、多くの文人が訪れた金福寺。


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朝の光を浴びて、一層やわらかな表情を見せる
新緑の中を進むと・・・


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目の前に広がるのは白砂とサツキの築山が
美しい枯山水の庭です。

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どこまでも奥ゆかしい庭園の先には
茅葺きの屋根が覗きます。

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元禄の昔、住職は寺を訪れた松尾芭蕉とこの草庵で
風雅の道について語り合いました。

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およそ70年後、芭蕉を慕って寺を訪れた与謝蕪村は
荒れ果てた庵の姿を惜しんで再興、
ここで多くの句会を開いたと言います。

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傍らにそびえる樹齢300年のヤマモモの木。
四季折々の草木を愛でながら、いにしえの俳人たちが
静かに句を詠んだことでしょう。

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この季節、菓子処「ゆうづき」で作られる、さつきを模した生菓子。
初夏の風情を感じる一品です。


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咲き誇るさつきが、文人ゆかりのこの寺に
夏の訪れを告げています

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写真 特殊機材を使っての撮影はお庭をお散歩したり、お花を眺めたりゆっくりと過ごしたい拝観の方たちの邪魔にならないよう、気を遣って行います。

今回は朝8時、拝観時間の少し前から撮影開始です。
朝の光を浴びた新緑は一層柔らかく、まるで葉の一枚一枚が透き通っているように見えました。金福寺の周辺は住宅も多いのですが、周囲に響くのは小鳥のさえずり。
普段あまり早起きでない我々スタッフですが、朝はいいね〜と更に撮影に気合が入ったことは言うまでもありません。

俳諧の聖地として知られる金福寺には芭蕉や蕪村をはじめとする俳人のお墓や句碑も多く建っています。自生する木の種類もとっても豊富なので静寂に満ちたこの寺で静かに句を詠むのも乙かもしれません。
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「灯路」
作曲・演奏者:fulare_pad