
今週は延暦寺を訪ねます。

日本仏教の母なる山、比叡山。

広大な山中を境内とし、多くの僧を生み出したのは、
天台宗の総本山・延暦寺です。

山頂近くの谷間に建つ根本中堂。

100を超えるお堂を持つ延暦寺の、祈りの中心です。


この寺が創建されたのは8世紀の末。
伝教大師(でんぎょうだいし)最澄が、
ここに小さなお堂を結んだことに始まります。


人々の心の幸せを願い、自ら厳しい修行に励んだ最澄。
その思いが宿る、壮大な祈りの空間です。


お堂のもっとも奥。
暗闇を照らす小さなあかりは、最澄が灯したもの。
「後の世までも照らすように」と願いが込められた火は、
多くの僧の手によって守られ、
1200年もの間、絶える事なくともり続けています。


最澄の祈りが、今に伝わる比叡山 延暦寺です。

今回のロケは比叡山。
撮影当日。天気予報は、曇りのち雨。

