
今週は嵯峨野を訪ねます。

平安時代の名作「源氏物語」に幾度も描かれた嵯峨野。


かつてこの一帯には、伊勢神宮に仕える女性が、
身を清めるために訪れた神社が数多くありました。


伊勢に下る六条御息所と光源氏の別れの舞台。
紫式部が選んだのは、ここ野宮神社です。
「黒木の鳥居」が『源氏物語』の世界を今に伝えます。


古より、女性を守り、幸せへと導いた神様の元へ、
今でも恋愛成就や子宝を願う女性の姿が後を絶ちません。


山の端に日が沈むと、にわかに活気づく大堰川。

この夏、平安王朝の遊びを再現した宮廷鵜飼が催されています。


海鵜を操る鵜匠の巧みな技に、興じるひととき。


平安時代の風を感じる嵯峨野の夕べです。

野宮神社は昔、斎宮が身を清めるために籠った場所でした。斎宮は、未婚の女性がなるものだということだったので、どうしてそれが縁結びや子宝の神様になったのだろう?と疑問に思いながら野宮神社を訪れた私。宮司さんにその疑問をぶつけると、「女性が仕えた神様だから、女性の夢や願いを叶えてくれる、女性の味方をしてくれる神様なんです。斎宮と言っても伊勢神宮に仕えた後は、結婚も出産も自由だったんですよ。」というご説明をいただきました。これでやっと納得。すっきりした気分で撮影に臨むことができました。
祈りを込めてなでると、願いが叶うという「神石(亀石)」。多くの人にさすられてつるつるになっていました。

