
今週は醍醐寺を訪ねます。

伏見の笠取山に広がる名刹・醍醐寺。

花に彩られた境内で、創建当時の面影を今に伝える五重塔が
うららかな春の光に輝いています。


豊臣秀吉は、この寺の桜をこよなく愛し
晩年、贅を尽くした花見の宴を開きました。
これを機に都の人々にお花見が広まったと言われています。


咲き競う桜の中でも、ひときわ目をひくのは
大きく枝を広げた見事な枝垂れ桜。
圧倒的な美しさに言葉を失い、ただ花を見上げる・・・
春の訪れを喜ぶひとときです。


境内の一角に佇むのは「雨月茶屋」。


京都御所から譲り受けた由緒ある建物の中で
風雅な春の風情に浸ります。


緑に映えるやわらかな花。
まもなく醍醐寺の広い境内は、艶やかな桜色に染まります。


番組では、毎年3月末から4月上旬にかけて「京都の桜」をご紹介しています。そんなわけで、この時期になると、わたしたちスタッフは、桜の開花情報が非常に気になります。
「憲深林苑」は三宝院の脇に広がる庭園で、河津桜と枝垂れ桜が並んで花を咲かせています。


