
今週は奈良県飛鳥を訪ねます。

およそ1400年前、かつて京に都が栄える以前、
飛鳥に政治・文化の中心となる都市が開かれました。


当時の文化を伝える巨大石造物は
今も静かにこの地に佇んでいます。


強大な富と権力をほしいままにした豪族、
蘇我馬子の墓といわれる石舞台古墳。
長い間、風雪に耐え歴史を見つめてきました。


30数個の大きな岩を積み重ねた石室には、
凛とした空気が漂います。


牡丹の花がまぶしい橘寺。
日本の法律や政治の基礎を築いた聖徳太子生誕の地として
古くから人々に親しまれています。


いつしか降り出した五月雨。

聖徳太子が説法を説いた場所に残る三光石。
太子の冠が光を放ち、この石を照らしたと伝えられています。

悠久の歴史を伝える飛鳥です。

そんな中、季節は初夏、境内にはたくさんの美しい花々が咲き誇っています。

