今週の放送内容

飛鳥(あすか)
5月9日放送

京都から南へ電車で約1時間、奈良県の飛鳥は6世紀末から8世紀初頭にかけて都がおかれた地。当時の面影はほとんど残っておりませんが、「大化の改新」の舞台となった場所跡など、点在する史跡が飛鳥の文化や出来事を今に伝えます。

写真

今週は奈良県飛鳥を訪ねます。


写真

およそ1400年前、かつて京に都が栄える以前、
飛鳥に政治・文化の中心となる都市が開かれました。

写真


写真

当時の文化を伝える巨大石造物は
今も静かにこの地に佇んでいます。

写真


写真

強大な富と権力をほしいままにした豪族、
蘇我馬子の墓といわれる石舞台古墳。
長い間、風雪に耐え歴史を見つめてきました。 

写真


写真

30数個の大きな岩を積み重ねた石室には、
凛とした空気が漂います。

写真


写真

牡丹の花がまぶしい橘寺。
日本の法律や政治の基礎を築いた聖徳太子生誕の地として
古くから人々に親しまれています。

写真


写真

いつしか降り出した五月雨。


写真

聖徳太子が説法を説いた場所に残る三光石。
太子の冠が光を放ち、この石を照らしたと伝えられています。


写真

悠久の歴史を伝える飛鳥です。


今回は京都を飛び出し奈良県飛鳥を紹介させて頂きました。
「蘇我馬子」や「聖徳太子」など歴史教科書に必ず登場する古代日本の中心となった人物にまつわる遺跡やお寺は約1,400年という途方もない時間が経過した貴重な文化財ばかり。
普段以上に緊張した撮影となりました。
写真 写真

写真 そんな中、季節は初夏、境内にはたくさんの美しい花々が咲き誇っています。
さっそくカメラを向けいざ撮影!と思いきや、カメラマンは中々撮影してくれません。
その訳とは・・・(左の写真)
映像をテレビ画面で見てみると、花の周りを小さな虫がうじゃうじゃと飛びまわっているんです。
我々が使用しているハイビジョンカメラは性能が良い分、こんな小さな虫たちの様子もはっきりくっきりと鮮明にうつし出してしまうのです。
結局、虫がいなくなるのをじっと待って撮影しましたが、番組内で使用した花の映像、よーく見ると数匹の虫が映っていました(あしからず)。
これから暖かい季節、虫たちの映りこみ対策は大変です!!

さて飛鳥ですが、のどかな町のあちこちに巨大石造物が点在し、また狭いエリアに寺院や石舞台古墳など見所が集中していますので、これからの季節、レンタサイクルで、あるいはのんびり歩きながら歴史散策を楽しんでみてはいかがでしょう。


「Hug(with the Wind)」
作曲者:山下 恭文
演奏者:Jalan Jalan