
今週は廣誠院を訪ねます。

市内を流れる清流、京と伏見を結ぶ高瀬川。

その辺に建つ廣誠院が二十七日から特別公開されます。


個人の邸宅として明治に建てられた廣誠院。
数奇屋建築の技術と美意識が注ぎ込まれた建物が
雁行するように並びます。


数奇屋風の意匠が施された室内には
今も明治の空気が漂っているような気がします。


庭に面した書院には猿の絵で知られた
江戸時代の画家、森祖仙の襖絵。


部屋から庭へ。
美しさが心地よく流れてゆきます。

高瀬川からひいた水が作る池と
その上に枝を伸ばしたカエデが深山を思わす庭。

街中にポツンと残された明治の雫。
そんな気がする廣誠院です。

今回初めてTVカメラが入った廣誠院。
川の水をひいて庭を造るというと、“植治”の手による無鄰庵をはじめとする琵琶湖の疎水から水をひいた南禅寺界隈の庭がよく知られています。

