
今週は高山寺(こうざんじ)を訪ねます

京の北西、豊かな自然の残る栂ノ尾(とがのお)。
ここに奈良時代に創建された高山寺があります。


深い緑に包まれるように小さなお堂が点在します。
一時荒廃していた寺を再興したのは、
鎌倉時代の僧侶・明恵上人(みょうえしょうにん)。
山中で厳しい修行の日々を送ったと伝えられています。

明恵上人によって作られた日本で最も古い茶畑。
お茶はここから宇治に伝わり、各地へと広まりました。

今にも動物たちが姿を現しそうなこの寺に伝わる、
「鳥獣人物戯画」(ちょうじゅうじんぶつぎが)。
擬人化された動物達が、生き生きと描かれています。


明恵上人が住まいとしていた、石水院(せきすいいん)。

室内にいながら、
まるで自然に身をゆだねているような空間が広がります。

四季の移ろいを見つめるように置かれた童子の像。
やさしい顔立ちに心が和みます。

山を渡る風が心地よい、夏の高山寺です。

ロケでとても重要なのは当日のお天気です。美しい映像をお届けするのにお日様の力はかかせませんからね。高山寺を訪れた日は晴れ。「やった〜っ!」と、スタッフ一同ガッツポーズ!ところが、この日は風が強く、太陽の前を雲が次から次へと横切るんです。実は、晴れていてもこういう日は撮影泣かせ。「木漏れ日も美しく、いい感じだな〜!」と思って撮影をしていても、最後の1秒のところで雲に邪魔にされNG。小さな雲ならすぐに再開できるのですが、大きなのが来たらお手上げです。


