千葉県の船橋市場内で30年以上愛されている食堂、「花のや」。
お昼時には市場で働く人や地元の人たちで賑わいます。

お店を切り盛りするのは、近藤葵さん 22歳。
後継者がいないことで「花のや」が閉店するかもしれないと聞き、
去年9月、先代の女将・山下さんから店の看板を受け継ぎました。

「おかみさんの人柄に惹かれました。
常連さんたちの行く場所がなくなってしまうと思い、やらせていただきたいです、と」

2ヶ月をかけて「花のや」の味を学んだ近藤さん。
そのひたむきな姿勢は、山下さんだけでなく、常連客の心も掴みました。
受け継がれる味が、人々の心をつないでいきます。

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