放送内容

 

#41

2020年7月11日(土) OA

東京・江戸川区 家族で守り伝える江戸風鈴

東京・江戸川区で100年以上続く「篠原風鈴本舗」――
江戸時代と変わらぬ製法で作る「江戸風鈴」の文化を、
三代目の恵美さんを中心に家族で守っています。

「江戸風鈴の良さは、一つ一つが全部手作りなので形や大きさも違う。
縁の部分がギザギザになっているので、ガラスの管が擦れた時に涼やかな音が出るんです」

実はもともと、その音色が魔除けになるとされた風鈴は、古くからの縁起物。
新型コロナウィルスの影響を受けた今年は、
疫病から人々を守るとされる妖怪「アマビエ」の風鈴を新しく作りました。

提案したのは風鈴職人として次代を担う、長女の由香利さんと三女の久奈さんの二人。
「コロナの終息を願い、江戸風鈴を知ってもらうきっかけにもなると思って描きました」

伝統の音色が新しい時代の風に揺られています。