放送内容

 

#95

2021年8月14日(土) OA

東京・清澄白河 江戸切子

東京都江東区 清澄白河にある「椎名切子」。
創業は1950年。3代続く硝子工房を家族で切り盛りしています。
2代目・椎名康夫さんは、硝子を平らに削る「平切子(ひらきりこ)」の名手。
3代目の長男・隆行さんは経営全般を担当し、
二男の康之さんは繊細な「サンドブラスト」で優美な紋様を刻みます。

平切子とサンドブラスト。父と子の技を組み合わせ、これまでにない江戸切子を
生み出しています。
さらにこの春、ある若者のデザインで新たな切子グラスを発表しました。
勝山基徳さん(23)。デザイン工学を学ぶ大学生だった2年前、
江東区エリアのものづくりを世界に発信しようというプロジェクトに参加し、
椎名さんと切子を共同開発しました。

試行錯誤の末、2年をかけて生まれたのは、斜めに置く事で「富士山」を表現するグラス。
椎名さんは斬新なデザインに驚き、勝山さんはものづくりの奥深さを知ったといいます。

出会いが、それぞれの未来を広げていきます。