埼玉県秩父郡皆野町――

標高550mの山間に建つ「天空の楽校（がっこう）」は、廃校になった小学校を
リノベーションしたカフェ。
東京から移住してきた嵜本さんと稲垣さんが営んでいます。

「町のほうから盛り上がる場所にしてほしいと言われ、
それなら人が集まるお店にしたらいいのでは、と思ったんです」

カフェの名物は、山の湧き水に一晩浸したもち米で作る、「天空のちまき」。
ツーリング客の間で話題となり、遠方からのお客さんも集まるようになりました。

その結果、地元の人たちの新たな雇用の場を生み出しています。
ちまき作りを手伝う黒澤さんは「みんなと話す場にもなっているしね」と、目を細めます。

想いのこもった「ちまき」が、地元に笑顔をもたらしています。

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