世界まる見え!テレビ特捜部
08/11/17 OA
地球から人類がいなくなったら

人類誕生からおよそ500万年・・・
その間、人間は森を切り開き、都市を作り、より快適な環境を求めてきた結果
地球が多大なるダメージを受けてしまったのことは、ゆるぎない事実。



では、ここで問題。
本当に、地球から人間がいなくなったら地球はどう変わるのか?
人間がいなければ、地球は救われるのか?



その答えを、アメリカの科学者をはじめとする、様々な専門家たちが分析・検証。
リアルなCGで完全シミュレーションした番組をご紹介。



★その答えは、ページの最後です!!!


「人類消滅1日目」
この日、「地球上から突然、人類が姿を消す」と仮定し、シミュレーションが始まる。
まず、訪れる変化は・・・
明かるかった町の明りが突然消えてしまう。
これは、電気が止まってしまうため。
さらに、電力が止まると、地下鉄や地下にあるショッピングモールを直撃。
実は、都市の地下トンネルでは 内部を乾いた状態に保つため
地下水を吸い出するポンプが稼動している。
電気が止まれば、ポンプが止まり、
わずか36時間で、地下空間は水でいっぱいになってしまうと推測される。


「人類消滅10日後」
家の中で、空腹に苦しんでいるのが ペットとして飼われていた犬たち。
彼らは、人に世話してもらわなければ 餌にありつくことができない。
現在、世界中にはおよそ4億頭の犬がいるといわれているが、
そのほとんどが生き延びられないと考えられる。
一方、同じく人間に飼われていたペットでも、
ネコたちは野生の本能が残っており、すぐにネズミや鳥など、
餌となる生き物の狩り方を覚えると考えられる。



「人類消滅1年後」

この頃になると目立ってくるのが植物。
たとえば、タンポポの種などがアスファルトの割れ目に入り込み、
しだいに道路全体を覆っていく。
植物の生命力はとても強く、人間にさまたげられなければどこにでも生える。
さらに、建物にまで食い込んだ植物は、
わずか数年で、建物を破壊してしまうのである。



「人間消滅5年」
もはや世界中の道路は消えてなくなり、あたり一面、緑の植物が生い茂っている。
町に緑が人間の使っていた街に緑が戻ると
その草木を食べる草食動物も増えてくる。
さらに、そんな草食動物を狙って、獰猛な肉食獣が増え、狩をするに違いない。
人間の使っていた歩道を、猛獣たちが、我が物顔で駆け抜けるのだ。



「人類消滅100年後」
遂に、人類の遺産が消えはじめる。
橋を支える、ワイヤーが錆に耐えられず断裂!
サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジや
ニューヨークのブルックリンブリッジが、あっという間に崩れていく。
だがこれも 文明崩壊の序曲すぎない!



「人類消滅200年後」
パリのエッフェル塔や、ニューヨークのエンパイヤア・ステートビルが倒壊。
人類の英知を集めた建造物もあっけなく消えてしまうのだ。
では、人類の痕跡である、歴史資料などはどうなるのか?
紙で出来た本は、カビで腐食。
映像を記録したフィルムも、適正な温度や湿度で管理されなければ、
泡のように分解してしまうという。
また、CDやDVDなどのデジタルデータも、
数十年しかもたないと言われているのだ。
皮肉なことだが、現代人が生み出した最新技術よりも 古代人が石に記した記録の方が、はるかに長い間、地球に残るのである。


「人類消滅1000年後」
人間が作り上げたビルは、あとかたもなく崩れおち、
人間が住み着く以前の大自然に戻った。
アスファルトの道路だった場所には川が流れ、町全体が水と緑の森と変貌する。



「そして人類消滅1万年後」
人間がいなくなった地球、その1万年後の姿とは・・・。
それは、あらゆる生物が生命を謳歌し、すべてが自然に包まれた緑の地球。
そこは、まばゆいばかりに輝かしい世界。
その中で地球に残された人類の痕跡は、ほんのわずかしか残っていない。
自然の石で造られたエジプトのピラミッド。
中国にある万里の長城。
大統領の顔を刻んだ、アメリカのラッシュモアなど・・・



地球から人類がいなくなるとどうなるか?
その答えは・・・
「地球は、失っていたすべての自然を取り戻し、本来の姿に戻る」であった。


携帯サイト