知識の宝庫!目がテン!ライブラリー


跳べ 1000人 (秘)人力地震
第1001回 2009年9月12日


 先週ついに放送1000回を迎えた「所さんの目がテン!」、今回は後編として1000にまつわる疑問を、科学で徹底検証します!ゲストは引き続き、目がテンの大ファンの林家正蔵師匠と、番組と同じ20歳の南明奈さんのお2人です。 

①「1000気圧」
 私達が生活している環境は1気圧ですが、まずは、これが1000気圧になったらどうなるのかを検証します。水の力で1000気圧を再現する装置があるという研究所を訪れた佐藤アナ。早速、合金で作られた硬い金属バットを装置に入れて実験開始!すると、70気圧で「ポン!」という謎の音が…そして1000気圧をかけた金属バットを取り出してみると、なんと潰れて内側に折れ曲がっていたのです。実験中の映像を見てみると、謎の音がした70気圧の時に金属バットはつぶれていたのです。殻から身が落ちるホタテさらに、こちらの研究所が過去に1000気圧をかけた実験では、厚さ4cmの巨大鉄球も見事に破壊されていました。そして、スタジオには同じように1000気圧がかけられる小型の装置が登場。まずはホタテを殻ごと入れて圧をかけてみると…見た目は変わらないものの、所さんが手にして傾けた途端、なんと殻から身がするりと落ちてしまいました。この原因は、貝殻と貝柱を接着しているタンパク質が1000気圧によって変性し、接着力がなくなったためと考えられています。
 さらに、安価な赤ワインを瓶ごと装置に入れ、1000気圧を24時間かけ続けてみると、元のワインと飲み比べた所さんとゲストも味の違いにビックリ!なんと気圧をかける前より飲みやすくマイルドな味わいに変化したのです。この原因は、気圧によって赤ワインの味を左右するタンニンが変性したためと考えられています。

②「1000本ノック」
 続いては林家正蔵師匠の疑問、1000本ノックを検証します。漫画の世界で登場するスパルタ練習の代名詞、1000本ノックを実際にやってみることに!強豪少年野球チームに所属する守備の名手、比嘉くんに挑戦してもらいます。普段は100本ほどのノックを受けているという比嘉くんですが、いつもの倍以上、250本を超えた辺りから笑顔が消え、500本を超えると足がふらつくほどに…。それでもリタイアせず根性でボールに食らいつき、およそ2時間半後、ついに1000本ノック終了!話を聞くと、これ以上のチャレンジは無理とのこと、ノックは1000本が限界のようで、技術面よりも、精神的な鍛錬に効果があるのかもしれません。

③「キャベツの千切り」
 南明奈さんの1000にまつわる疑問は、「キャベツの千切り」。1000本分の本当の千切りは一体どれぐらいなのでしょう?そこで、矢野さんがとんかつの老舗を訪ね、ご主人に熟練の技でキャベツ1個丸ごとを千切りにしてもらいました。そして、恒例の「数えてみよう!」をスタート。開始から1時間後、肩の痛みに耐えながらようやく1000本数えることができました。重さを計ってみると120gで、お店での一人前は95gでした。つまり1000本でほぼ一人前分になることがわかりました。さらに、ご主人やスタッフの力を借りて数え続けること8時間半。ようやくキャベツ一個分を数え終わり、その数はなんと1万933本でした。

所さんのポイント
ポイント1
とんかつ屋さんのキャベツの千切り一人前分は、本当に1000本前後だった!

④「1000人力」
 所さんの疑問は、1000人集まるとどれぐらいのパワーになるのか?という疑問。そこで矢野さんは作新学院高校の生徒さん達の協力で、1000人が一斉にジャンプするとどれぐらい地球は揺れるのかという大実験を行いました!円形になった1000人の高校生達の中心に地震計と震度計を設置し、東大地震研究所の先生が測定。まずは矢野さんの号令で一斉にジャンプ!すると、なんと震度1を観測したのです!1000人の輪(中央に震度計と地震計)ただし、地震計の波を分析すると、着地がバラバラなので1000人の力になっていないと先生からの厳しい指摘が…。そこで、タイミングを合わせるためにジャンプの合図を拡声器から手旗に変え、全員で練習を開始。さらに、計測器のもっと近くに寄るため、全員がさらに中央に密集。そして、ジャンプを連続で繰り返し、リズムを合わせることで着地を揃える作戦にしました。そして再度ジャンプ!その結果…なんと地震計には大きな波が表れ、震度は3に達しました!これは専門家の予想を超える驚きの数値。1000人の団結がすごい結果を生み出しました!

所さんのポイント
ポイント2
1000人が団結し、タイミングを揃え一斉にジャンプすると、震度3もの揺れを起こすことができた!




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