知識の宝庫!目がテン!ライブラリー


25周年記念SP 新種発見祭り・前編
第1245回 2014年9月28日


 目がテンがスタートしたのは1989年。我らが所さんは34歳でした!
 まさに光陰矢のごとし!気づけば25年が過ぎ、放送回数は1245回。
 そこで、目がテンが25周年記念プロジェクトとして立ち上げたチャレンジが・・・新種の生物を見つけて番組の名前をつけた〜い!新種の生物を探し出し、目がテンの名前を付けて、番組名を科学の歴史に永遠に刻み付けようという壮大な野望!人類がいまだ目にしたことがない新種を求めて、目がテンが総力を挙げ、陸と海とで大捜索!
 そして、スタジオにはスペシャルゲストにビートたけしさんが登場!
 今回は、25周年記念スペシャル!たけしさんと新種発見祭り〜!

①新種発見祭り〜陸編・前編〜

 今回、新種発見プロジェクトに協力してくれるのが、東京農業大学・昆虫学研究室の小島弘昭教授。小島先生曰く、「ゾウムシであれば新種は見つけられる可能性は非常に高い」そう。ゾウムシとは、甲虫目ゾウムシ科の昆虫でカミキリムシなどの仲間。数ミリから数センチまでその大きさは様々。形や色合いもとてもユニークな虫です。ゾウの鼻のように口がのびている種類が多いことからゾウムシと名付けられました。現在、発見されているゾウムシは6万種。しかし、少なくとも約22万種のゾウムシが存在すると推測されており、新種探しのターゲットにうってつけ!小島先生は、これまでに200種以上の新種のゾウムシを発見した、ゾウムシ分類のスペシャリスト!心強い味方です!7月下旬。陸の捜索を担当する安村アナは、小島先生と共に、東洋のガラパゴス「沖縄・西表島」で捜索を開始。まず車で向ったのは「大富林道」という場所。生き物の種類が豊富で、新種発見の可能性が高いスポットだと言います。今回、新種を見つける上で使用されるのが「叩き網」という道具。木の枝の下に差し込んで枝を叩くと、虫が網に落ちます。そして、網に落ちた虫を「吸虫管」という道具で吸います。
 これらの秘密道具で、さっそく新種捜索開始です。小島先生によると、ゾウムシ発見にはコツがあるそうで・・・「ゾウムシは植物を食べる昆虫。この植物にはこのゾウムシが付くっていう風に、セットになっているんです。だからゾウムシを取る時は、まず植物を認識して」との事です。植物の実や花、葉、枝などゾウムシはその種類によって生息する場所が決まっているんです。つまり、植物によって、見つかるゾウムシが違うんです。
 植物から、ゾウムシを見つける。この方法で、月桃の葉からはヨツメオサゾウムシを。カクレミノの木からは、ヒメシロコブゾウムシを発見!
 その後も続々とゾウムシが見つかります。ガロアアナアキゾウムシ・クロスジクチブトゾウムシ・カレキクチカクシゾウムシ。小島先生は、6万種のゾウムシの名前と形をほぼ記憶していて、瞬時になんというゾウムシか、判断することが出来るんです。つまり小島先生が名前の言えないゾウムシは新種の可能性大!

 次に、新種を求めて向かったのは・・・南風見田(はいみだ)の海岸線。海岸のすぐわきに生えている植物につくゾウムシを狙います。先生が目を付けたのは、オオハマボウという植物。
 小島先生曰く、「こういう枯れた部分を利用している可能性が高いので、そういうところが着いた枝を叩いて下さい」狙うのは枯れ枝部分。葉や花、実などにつくゾウムシは既に見つかっていますが、この木の枯れ枝につくゾウムシは見つかっていません。・・・と!海岸線に移ってから、わずか5分。

 遂に新種を発見しました!体長3mmのツノクモゾウムシの仲間。ゾウのような口、全体に鳥のような羽毛が生えているようにも見えます。

目がテン!新種発見プロジェクトで見つかった新種第一号!
その記念すべき名前は・・・『ペンフェルルス・メガテン』と命名!

 このゾウムシは、ペンフェルルスというグループの種なので、ペンフェルルスの後にメガテンをつけて、ペンフェルルスと名づけて、学術論文を提出することとなりました。この論文が無事認められると、早ければ来年の春には世界の研究者のもとに公開され、目がテンの名前が永遠に残ります!


②新種発見祭り〜海編・前編〜

 続いて、海での新種発見プロジェクトもスタート!海の捜索を担当するユージも、西表島の上原港に到着。今回、一緒に海での捜索を行ってくれるのが、琉球大学の成瀬貫助教。成瀬先生は、25年以上前から西表島で、甲殻類の分類学の研究を行ってきた甲殻類のスペシャリスト。
 これまで先生は、エビやカニを中心とした80種類以上の新種を発見してきた実績があります。海の新種発見プロジェクトのターゲットは「エビとカニ」に決定!プロジェクトには、潜水のプロ、西表島のダイビングショップで働く大島さんにも協力してもらいます。
 最初の捜索スポットは、上原港の沖、水深2メートル付近!海での捜索に使うのが、「ヤビーポンプ」と呼ばれる道具。海底の砂地にあいた巣穴に吸い口を当て、砂ごと生物を吸い出し、ザルに入れる道具です。
 穴を見つけたら、ポンプを引きます。そしてザルへ。これを何度も繰り返します。すると5分後、先生が何か見つけたようです。よくみると小さなエビが。まさかいきなり新種か?・・・が、スナモグリというよくいるエビでした。捜索初日。残念ながら捕獲した生き物に新種はいませんでした・・・。翌日。新種をゲットするべく、西表島の西に位置する「網取湾」に移動。島の西側は道路が通っていないため、観光客やダイバーも行くことが難しい場所なんです。先生が狙いを定めたのは、網取湾の一番奥、水深2メートル付近。海底は砂地で珊瑚もなく、捜索しやすい環境です。
 この日もヤビーポンプでの捜索。・・・とその時、ダイバーの大島さんが何かを発見!新種発見か!と思われたが・・・西表島の干潟によく見られ、まっすぐ歩くことで有名なミナミコメツキガニでした!残念!その20分後。ついに、ユージのポンプに何か生き物が!・・・が、「マメイソガニ」と呼ばれる、3年前に西表島から発見されたカニでした。その後、捜索を続けること1時間・・・。先生のポンプに謎の生物がヒット!カニなのか…エビなのか…今まで見たことのない動きの甲殻類!先生が捕まえたこの不思議な生き物!

 遂に海でも、新種生物を発見しました〜!
目がテン!新種発見プロジェクトで見つかった新種第二号!
その名前は・・・『トコロ・クダヒゲガニ』と命名!

 この新種は、クダヒゲガニの一種でヤドカリの仲間。先生が新種と判断した理由は、尾節(びせつ)という部分の形や甲羅のシワの位置などがこれまでの個体とは違うということなんです。この論文が無事認められれば、早くて半年後には世界の研究者のもとに公開されます。

 今回、海と陸で1種ずつ新種を発見しましたが!実は、これだけでは終わらなかった!ということで次回も25周年スペシャル新種発見祭り!さらなる新種生物発見に、たけしさんもビックリ!?



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