2回目でもおいしい!目がテン!?ライブラリー

秋の味覚!謎シイタケ  #402 97/10/19

 秋!といえば、やっぱり食欲の秋!矢野さんの大好きな食べ物がいっぱい!!秋の味覚といえば、シイタケやマツタケに代表されるキノコもそのひとつ。なかでもキノコの国内消費量はシイタケが1位なんです!

 早速、キノコ狩りへと出かける矢野さん。一歩山のなかに分け入ると、そこにはめくるめくキノコの世界が!変な形、そして色とりどりのキノコ。中には毒キノコも!でも、なぜかシイタケがありません。普段食卓でよく見かけるだけに、 なぜないのか!?実は、天然のシイタケはほとんどなく、ほとんど栽培物しかないのです!さらに、シイタケだけではなく、日頃よく食べるシメジやマイタケ、ナメコなども栽培物なのです。


所のポイント日頃良く食べているキノコはほとんど人工栽培!

人工栽培シイタケに囲まれる矢野さん  そもそもキノコは植物ではなく、カビなどと同じ光合成をしない菌類です。そこで、顕微鏡でカビを見てみると、キノコの様なカサが見えます。キノコの種類は大きく分けてふたつ。生きている木に共生する菌根菌と死んだ木に生える木材腐朽菌です。シイタケなど人工的に栽培するキノコは後者で、木の丸太にキノコの菌を打ち込み、キノコは丸太の栄養を吸い取って育つのです。一方、マツタケなど、生きている木と共生するキノコは栽培が難しく、値段も高いのです。

 山で見つけたキノコの周りを少し掘ってみましょう。すると…キノコの周囲の地面になにやら白いものが!さらに、腐った木の皮をめくってみると、そこにも白い繊維のようなものが!実は地上に見えているキノコは全体の一部であり、地中や木の中に隠れて見えない菌糸体と呼ばれる部分がキノコの本体なのです。さらに、シイタケのカサが開ききったものを少し揺すってみると、なぜかもうもうと煙が!?実はキノコのカサは、キノコの生殖器であり、煙りはその胞子なのです。

巨大キノコの下の3人  都会暮らしでは、キノコは遠い存在ですが、山に行かないと採れないなんて思っていると大間違い。そこで、魚ちゃんがキノコに似た専門家の方と都内キノコ狩りに挑戦!近くの公園や墓地など、探してみればあるわあるわ、ジメジメした陽の当たらないところに様々な種類のキノコがたくさん生えていました。当然、その中には毒キノコもありますが、食べられるキノコもたくさんあるのです。

 調べれば調べるほど、キノコは不思議なもの。そこで、キノコを5年栽培した丸太と、1年栽培した丸太、そして新木の丸太の強さを比較してみました。新木は当然木材本来の堅さなのに対し、5年物は手でボロボロと折ることが出来るほど柔らかくなっている!なぜキノコが生えると木がボロボロになってしまうのか?実はキノコは木を分解し、土に近い状態へと戻しているのです。


所のポイントキノコがなければ地球は滅んでしまう!?


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