2回目でもおいしい!目がテン!?ライブラリー

タイ料理 ココナツ  #442 98/07/26

タイからの海外特集第二弾は、ジャングルから一転して海辺のリゾートが舞台に!タイのもうひとつの面、南国というイメージにあったヤシの木。海岸沿いは一面のヤシの木、プランテーションで大量に栽培され、ココナッツとしてタイ料理には欠かせない材料なのです。

 ヤシの木は熱帯地方特有の植物。単子葉植物と呼ばれ、双葉ではなく、発芽の時に一枚の葉が出るのです。そのまま幹は枝分かれせず、まっすぐ伸びていきます。葉は細長くて細かく分かれているように見えますが、実は大きな葉が数枚直接幹から生えているだけで、扇形の葉が細かく分かれているので、たくさんあるように見えるだけなのです。

 ヤシの正体を知るにはココナッツを食べねば!ということで、魚住アナがやってきたのはタイの市場。ココナッツのお菓子やあの白いココナッツミルクを売っています。ヤシの実を切ると中は空洞になっていて、その中に汁のようなものがたまっています。しかし、これはココナッツジュースと呼ばれるもので、単なる甘い水。ココナッツミルクではありません。では、ココナッツミルクはどうやって作るのか?実は、周りの白い胚乳の部分をすりつぶし、水を混ぜて絞ったものなのです。

 大木になるヤシの木。高さは30m近くになるものもあり、総重量は1tにもなります。そこで、それを支えている根を見てみよう!と、ブルドーザーを動員!なんとヤシの木の根を地中から丸ごと掘り出し、チェック〜!すると、半径わずか2mほどしかありません。強風に見舞われることのない熱帯地方では、木を支えるために大きく根を張る必要があまりないのです。

ヤシの実を回して落とすサル  ココナッツのなっているのはヤシの木の一番上。ヤシの実を採るためには高い木の上まで登って行かなくてはなりません。ところがヤシの実採り名人はへっちゃら。するすると登って行くではありませんか!その手並みはとても鮮やか。どんどんヤシの実を上から落としてきます。そのとき、1kgを越える巨大なヤシの実がものすごい勢いで落ちてくるのです。その衝撃力は一斗缶も撃破!

 毎年死人も出ると言うほどのパワーです。しかし、そんなヤシの実に敢然とチャレンジする動物がいた!人間と同じくらいのスピードで猛烈にヤシの実を落としていく小さな動物はサル。なんと専門の学校まであり、ココナッツ採りの訓練を積んでいるのです。くるくると器用に実を回し、地上へと落とすサル。そこで、人間とヤシの実採り対決!真のヤシの実キングは誰だ!?

所のポイント人間の方がサルよりもヤシの実採りがウマい!


包丁で食材を切る魚住  ココナッツの正体を突き止めた魚住アナは、矢野さんのためにタイ料理を作ってあげることに。ちょっと自信がないので調理学校に入門、先生に教わりながら危なっかしい手つきで料理に挑戦です。

 見知らぬ食材や調味料相手に悪戦苦闘。しかし、できあがったタイ風カレーやスープはとてもおいしそう!さらにそこで、ひらめいた魚住アナ。タイの食材と日本料理が融合すればよりおいしくなるのではないか?早速、日本食品を売っている店から、納豆やしらたきを買いだしてきた魚住アナ。数時間後、完成したのはナンプラー・ココナッツミルク入り肉じゃがとパクチー・ココナッツミルク入り納豆ご飯。いざ試食!一口食べた矢野さんは絶叫!

所のポイント納豆とココナッツミルクは合わない!
肉じゃがは・・・まあまあかな。



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