2回目でもおいしい!目がテン!?ライブラリー

通話大実験!携帯電話  #464 99/01/17

 いまや日本人の3分の1が持っていると言われる携帯電話。台数にしてなんと4000万台、日本はアメリカに継ぐ携帯電話大国なのです。急激な加入者増のため、番号が足りなくなり、携帯電話の電話番号がヒトケタ増えて11桁になったのは記憶に新しいところです。

 携帯電話はいったいどこまで通じるのか!?とりあえず、東京から日本の端まで携帯から携帯へ電話を掛けてみることに。北は宗谷岬、南は与那国島、西は対馬列島までチャレンジ。当たり前といえば当たり前ですが、吹雪いている北国だろうが、暖かい南国だろうが、ばっちり通じます。携帯電話はビルの上などにある無線基地局という巨大なアンテナが、近くにいる携帯電話からの電波を中継し、相手の携帯電話にもっとも近い無線基地局まで電線などを通じて送信、相手の携帯電話へと電波を飛ばしているのです。つまり、携帯電話と基地局の間だけが無線なのです。では、基地局が無いとどうなるのでしょうか?大島に向かう船にスタッフが乗り込み、いったいどのあたりまで携帯電話が通じるのかチェックしてみます。とりあえず、海の上でも東京湾のうちは大丈夫だったのですが、湾内から沖合に出て、10kmを過ぎると通じなくなってしまいました。携帯電話の電波は10kmが限界のようです。

 さらに、空中では携帯電話は通じるのか!?その疑問を確かめるため、矢野明仁が立ち上がった!ガムテープで携帯電話を腕に巻き付け、乗り込んだのは飛行機。なんと、スカイダイビングをして、いったい上空のどのあたりから携帯電話が通じるようになるのかチェックしてみようというのですが……絶叫マシンが大嫌いな矢野さんは、スカイダイビングも大嫌い。泣きそうになりながら、いざチャレンジ!上空では全く通じません。その後も1000m、500m、どんどん近くなっていくのに、通じないようです。携帯電話の電波は、上空方向には必要ないのであまり発射されておらず、300mぐらいにならないと届かないのです。


所のポイント上空では携帯電話はほとんど通じない!


「手作りケイタイセット」  基地局からの電波が届かなくなると、圏外の表示が出てしまう携帯電話。しかし、電波が届く範囲にいても、地下や建物の奥では、圏外になってしまうことがあります。しかし、電波状況に大きな影響を及ぼすと思われる携帯電話に付いているアンテナは、不思議なことにどの機種でも同じ長さ。そこで、市販のグッズ等でも見られるように、アンテナを長くしてみれば、もっと携帯電話は通じやすくなるはず!?ということで、いろいろな長さのアンテナを用意して、携帯電話に使われている電波の受信状態を調べてみます。すると、意外にも長いアンテナほど感度が悪い!短くてもダメ。もともとの長さがやはりベストでした。


所のポイントアンテナは長ければいいってもんじゃない!


「矢野太ってる」  ハイテク機器の代表のように思われている携帯電話。10年以上まえの出始めのころの携帯電話と比較してみると、その進歩は一目瞭然。ところが、そんなハイテクの固まりのような物を手作りできるという!必要なものは、カップ麺の容器とCD、そしてラジカセと太陽電池、懐中電灯だけ。いったいこれだけの材料でどうやって携帯電話を作るのか!?お世辞にもかっこいいとはいえない手作り携帯電話ですが、一応持ち運びも出来るし、なんといってもとりあえず話せるのです。スタジオでも大実験、果たして所さんの声は空を飛んだ!





<手作り携帯電話の作り方>


材料. カップ焼きそばUFOの丸い容れ物、いらなくなったCD、
大きめの懐中電灯、ラジカセ(マイク端子のあるもの)、
太陽電池、いらなくなったイヤホン(またはビニール線とミニプラグ)、
厚紙、普通の紙

【作り方】

1.カップ焼きそばUFOの底に丸い穴を開ける
2.穴と反対側に紙を貼り、さらにその紙の上にCDを貼り付ける
3.イヤホンの耳に当てる側を根元から切り、カッターで切った銅線の先のビニー ルを少しはがす
4.太陽電池の端子と銅線の先をひとつづつつなぐ(+−は関係ありません)
5.太陽電池を厚紙の箱で囲む
6.イヤホンのプラグ側をラジカセに差し込む
7.ラジカセの電源を入れて完成

【使い方】

1.暗い場所で、懐中電灯の光をカップ焼きそばの上のCDに当て、その反射光が太陽電池にしっかり当たるようにする(途中で鏡などを経由しても大丈夫)
2.ラジカセの電源とボリュームが上がっているのを確認する
3.カップ焼きそばの穴に向かってしゃべる
4.ラジカセから音が出る




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