2回目でもおいしい!目がテン!?ライブラリー


敵か味方か ニホンザル  #505 99/11/07

 今年は申年でもないのに、サルの事件が続発!日光では観光客をサルが襲い、麻布では都会のコンクリートジャングルにサルが迷い込みました。これらのほとんどがニホンザルのしわざですが、そもそも、サルとはどんな動物なのでしょうか?サルは世界中に180種類以上生息しているのですが、中でもニホンザルはもっとも北に住むサル。しかも、先進工業国で野生のサルがいる国は日本だけ。つまり、人間との共存が計られているのは日本だけなのです。
 
 そこで早速、魚住アナがニホンザルの調教にチャレンジ!ところが、サルが暴れる暴れる!サル調教への道のりは遠い!意外とどう猛なサル。そこで、サルの潜在能力を調べるため、サルの握力を調べて見ることにしました。すると、なんと片手で体重の3倍もの握力があることが分かったのです。手の構造を見てみても、親指が大きく発達し、しっかりと木の幹をつかむことが出来るようになっているのです。そこで実験!サルは木から落ちるのか?サルスベリの木にオリーブオイルを塗りたくって超すべすべ状態にし、サルがチャレンジ!ところが、サルはす〜いすい。金属を巻こうが何しようが、楽勝で登ってしまうのです。そこでさらに、サルがロッククライミングに挑戦!すると…これはさすがに足場の間隔が人間用になっているため、ちょっと無理でした。
 
カブトムシの幼虫を食べるニホンザル  サルはエサをやると、頬の皮膚をふくらませ、食べ物をため込みます。つまり、貯められるだけ、サルはいつまでもエサを食べ続けるのです。でも、サルはいったい何が好きなのでしょうか?ステーキ、うな重、天ぷらをはじめとしする高級食材を前にして、サルがとった行動は?なんとい、肉には目もくれず、果物や木の実、豆を食べまくったのです。しかし、これでは動物性タンパク質が足らないような気が…実は、サルは自らについているシラミや昆虫などを食べ、タンパク源としているのです。
 
 
所のポイントサルは昆虫が大好物だった!

 
 仲の悪い人同士を指して、犬猿の仲、と呼ぶ言葉がありますが、果たしてそれは本当なのでしょうか?そこで、サルに心拍数測定器をセットし、イヌとご対面させ、その変化を見てみることにします。すると、イヌがオリの中に入ってきた瞬間、サルが緊張!心拍数が跳ね上がりました。一方、ネコは全然平気。どうやら、犬猿の仲というのは間違いでは無かったようです。しかし、サルにはもっと苦手なものがあったのです!それはヘビ。おもちゃのヘビにもサルは過剰反応し、いつまでたっても近寄ろうとしません。ヘビはサルの数少ない天敵のひとつなのです。
 
 
所のポイントサルはヘビが大の苦手!

 
サルを背中にしょっている魚住  サルを調教しようとしても、どうもうまくいかない魚住アナ。いったい何がいけないというのでしょうか?そこで、男性スタッフが女性の格好をして、男性と並んでどちらが襲われるか見てみます。すると、なんと女装したスタッフを無視して、男性の方へ向かった!どうやら見かけの格好で判断しているのではなさそうです。ではいったい?人がなぜ襲われるのでしょうか?そこで、襲われる人をよく観察していると、サルに対して無意識に後ずさりしているではありませんか!サルに対しては決してひるまず、むしろ威嚇して立場の違いを分からせるのが、調教のポイント。魚住アナパワー全開で子ザルをねじふせ、見事芸を披露することが出来ました!
 

 
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