2回目でもおいしい!目がテン!?ライブラリー

春満開!美味!? 菜の花  #475 99/04/04

 毎年、春になると見かけることが多くなる菜の花。一見殺風景な都会でも、公園の花壇や線路の脇などで、鮮やかな黄色の花を見ることが出来ます。
 
アブラナの花  菜の花の多くは、秋にその種がまかれます。種はすぐに発芽し、10日後には双葉が芽生えます。その後、1ヶ月ほど成長した後、地面に張り付いたロゼットという状態で冬を越えるのです。だから冬の菜の花畑はとても地味。しかし、春になれば新芽を出し、つぼみをつけて開花を待ちます。花はご存じの通り可憐な黄色い花。花びらが4枚、十字状についているので、十字花植物と呼ばれています。
 
 菜の花の正式和名は「アブラナ」というのですが、よく見ていると、同じアブラナなのに花の付き方が違うものがあります。主に食用の日本のアブラナに対して、セイヨウアブラナといって、油を取るために日本に持ち込まれたものです。中にはカラシナといって、マスタードやカラシの原料になっている菜の花もあります。
 
 
所のポイント菜の花の中にはカラシの原料になっているものも!

 
 古来から日本人に親しまれ、俳句などにも詠まれているアブラナ。ところが、もうそのころのアブラナは現存していない!といわれています。実は現在のアブラナは他のアブラナ科の植物との雑種ばかり。日本のアブラナは他のアブラナと違って、自分の花粉では受粉しない、自家不和合性と呼ばれる性質を持っています。そのため、他の種類のアブラナとどんどん交配が進んでしまうんです。
 
 千葉県は食用菜の花のメッカ。一面に広がる菜の花畑は全部食用です。そもそも、アブラナ科には食べられる野菜がいっぱい。ブロッコリーやキャベツをはじめとして、チンゲンサイやカブもアブラナ科なのです。意外に多いアブラナ科の野菜。でも、どうしてアブラナ科は食べられる野菜が多いのでしょうか?実は、自分の花粉では受精しないというアブラナの性質のため、均一な品質を産みだすことができ、品種改良しやすい野菜となっているのです。
 
菜の花の天ぷら  アブラナという名前の由来通り、菜の花の種、菜種には非常に多くの油が含まれていて、サラダ油の原料となっています。そこで、油が採れることで有名な大豆やゴマと油の量を比較チェック!しぼり機に入れた途端、どんどん油が出てくる菜種。意外に少ししか出ない大豆には完勝です。ところが、ゴマもすごい!量ではわずかにゴマに負けてしまいましたが、単位面積当たり収穫量はアブラナの方がはるかに多く、一番優れた油植物なのです。油をしぼった後はやっぱり天ぷら。菜の花を菜種油で揚げた、菜の花親子天ぷらはおいし〜い!
 
 油と言えば、目がテンには欠かせない実験があります。それは、ミカンで車を走らせたり、イワシで船を走らせたりする、あの油=燃料の実験。そこで早速、菜種油を天ぷらに使った後の廃油を大量に持ち込み、精製してみました。見た目こそ普通の食用油ですが・・・果たして上手くいくのか?エンジンをかけてみると・・・動いた!馬力もディーゼル燃料と変わらず、排気ガスもクリーン。 。
 
 
所のポイント菜の花は地球環境に優しい植物なのだ!

 
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