TEAM 出場チーム

前回9年ぶり11度目の優勝を果たし、長く優勝から遠ざかっていた史上最多優勝回数の名門が遂に復活。
関西インカレ5000m女王・太田咲雪と、"学生のオリンピック"で日の丸を背負ったキャプテン土屋舞琴を中心に据え、"京都のエンジ"が連覇なるか。
2013年の第31回大会から前回までの12大会で“2位”10回。外園隆監督はじめ選手達は「もうシルバーコレクターとは言わせない」と、“悲願の初優勝”へ覚悟を口にする。過去2回5区を走ったサラ ワンジルを“活かす”レースができるかが鍵となりそうだ。
31年連続32回目の出場。前回大会は、赤羽周平監督体制最高の3位表彰台を達成。狙うは“優勝”。赤羽監督も、就任8年目で間違いなく最強&最速と評価する。
主将・金子陽向が掲げる「全員が主役」の駅伝で、城西として三度目の頂へ襷を繋ぐ。
大会史上最多7連覇の金字塔を打ち立てた名城大学だが、去年はまさかの4位フィニッシュ。負けを知り、真の強さを得た名古屋のエンジが、挑戦者として日本一奪還へ。上級生の意地の走りに加え、日の丸を背負ったルーキーたちのデビューにも注目だ。
前々回、大学史上初のシード獲得となる8位。前回は2年生以下6人で出場し、5位でフィニッシュ。2年連続で大学最高の結果を出し、地元仙台に“東北福祉”旋風を起こした。
主力メンバー健在の今回も力を発揮できるか。さらに上の順位を目指す。
17年連続32回目の出場、大阪学院大学。関西駅伝では、去年の全日本大学女子駅伝覇者・立命館大学を破り連覇達成。今年3000m障害で日の丸を背負った4年生、山下彩菜を中心に「全員駅伝」で優勝を目指す。
2年ぶりにシード校として出場。エネルギッシュな1・2年生と頼れる3・4年生の総合力で戦う。キャプテンの4年生・新井沙希は「強い先輩達が抜けたけど、弱くなったと思わせないレースを」と闘志を燃やす。
去年8位に入り12年ぶりにシードを獲得した筑波大学。今年は去年を上回る3位表彰台が目標だ。
注目は4年生の小松夕夏。1年間チームを引っ張ってきた主将は、1区起用が見込まれる。
最高のスタートを切り、チームを流れに乗せることはできるか。

大正12年に産声をあげた、北海道大学陸上競技部。創部103年目で初出場を掴み取った。
今季のスローガンは「一本」。
仲間と共に創り上げてきた“一本”の襷を胸に、大志を抱く彼女たちが杜の都で新たな歴史を刻みます。

駅伝強化を掲げて2021年に女子駅伝ブロックを新設し、去年37年ぶりの出場を果たした仙台大学。今年も東北代表の座を勝ち取った。地元だからこそいただける沿道からの温かい声援を力に変えて、感謝の走りを。そして去年途切れた襷を、今年こそ繋ぐ。

スローガンは「覚悟と新化」
創部8年目で2回目の出場。関東女子駅伝で3位となり出場権を獲得。清野純一監督は仙台育英高で選手として全国高校駅伝を経験。順天堂大学で箱根駅伝を制した実績を持つ。昨年度よりも良い成績を残しチームの歴史を進めることが目標。
4年連続22回目の出場。山下誠監督は陸上を通して人間として成長してほしいと話す。主将の隅田美羽、10月の関東駅伝で区間新記録を出した佐藤彩乃、2人の3年生を中心に、チームのモットー「強く、楽しく、美しく」を体現する。
4年生カルテットが躍動する今年の中央大学。後輩たちへの置き土産に「初のシード権獲得」を目指す。チームには日本選手権で1500m中大記録をマークしたスピードランナーの木下紗那。そして、エース浜野光を中心に粘りの走りを見せられるか。
絶対的エースへ成長した田島愛理は1500mで日本インカレ優勝、日本選手権でも3位に輝き、日本学生記録を更新。もう1人の軸・石上栞理、次世代を担う白木美樹にも期待がかかる。底上げを図ってきた4学年の"総合力"で大学史上初のシード権獲得に挑む。
14年連続37回目の出場。
有力選手が揃った昨年は優勝を狙うも9位。6年ぶりにまさかのシード落ちとなった。
力のある学年が卒業。今年は主将の4年・柳井桜子を中心に一からチームを作った。
下剋上を狙う今年、日体大の底力が問われている。
創部5年目で掴み取った、念願の"全日本初出場"。
エース・丸毛萌愛を中心にチーム一丸となって、チャレンジャーの気持ちで臨む。目標は、初出場でのシード権獲得。ここから、駿河台大学の新たな歴史がスタートする。

14年連続14回目の出場。シドニー五輪、アテネ五輪、世界選手権女子マラソン経験者である大島めぐみ監督のもと、文武両道を実現してきた。エース清水杏夏を筆頭に、目指すは過去最高順位・過去最高記録。

7年連続7回目の出場となる岐阜県の中京学院大学。チームは全員で8人と去年の半分。それでも“全員駅伝”で力を出し切り、去年の17位を上回る順位が目標。ラストランとなる4年生の中村柚音・大沼はるな・渡邉葵のタスキリレーにも注目。

大エースの3年・前田彩花は今年、学生の五輪とも称されるワールドユニバーシティゲームズに出場。
さらには有田茉合香と岩本風音の経験豊富な4年生2人、村元監督が次期エースと期待する1年・市岡妃彩良と戦力は充実。シード返り咲きへの準備は整った。
関西駅伝で過去最高の4位、関西枠の2枠目を掴み6年連続11回目の全日本出場。本大会でも狙うは、過去最高12位を上回る10位。「今まさに伸びている」と山本泰明監督が話す2年生の後田乃愛をはじめ、殻を破る走りに期待がかかる。

岡山の環太平洋大学は7年連続の出場。過去2大会は襷を最後まで繋ぎ、今年は過去最高順位の更新を目指す。
主力の正司瑠奈、植松憂咲、近江香穂の4年生3人を前半区間に配置し、後半を走る下級生に1つでも上の順位で襷を渡せるか。

16年連続37回目の出場。2022年は5秒差でシードを逃した。その時1区を走った宮原なな佳は4年生エースに。全員が自分が走る覚悟を持ちシード権獲得を目指す。指導4年目の齋藤真希監督は「九州で駅伝と言ったら福岡大学と知ってもらいたい」と話す。

4年連続12回目の出場となる東洋大学。
就任3年目を迎えた谷川嘉朗監督は「今季、主力選手の不調という困難が、選手一人一人の意識を高めた」と話します。
シード権獲得へと一歩近づくことはできるのか。鉄紺の結束に注目です。
2年連続の出場・京産大を引っ張るのは"爆発力に長ける"今絵里南、"粘り強さ"が特徴の永吉悠倭、"安定感が武器"の黒田奈那の3人。3週間の夏合宿は例年より長い800キロを走り込んだ。過去に全日本4連覇の強豪復活へ、足掛かりのレースとなるか。
2年ぶりに杜の都に帰ってきた大阪芸術大学。今回で12回目の出場となる。スローガンは「努力で笑顔の花を咲かせよう」。"アーティスト集団"の大阪芸大らしく、見てくれる方に喜んでもらえる走りを目指す。

「楽しくなければ陸上じゃない」がモットーの石巻専修大女子競争部・泉田利治監督が3年連続で率いる東北学連選抜。今年は宮城・山形5つの大学から8人の選手が集結。注目は、パワフルな走りで1区にエントリー予定の小野寺美麗。1つでも上位へ!途切れることなく襷を繋ぐ。