backnumber

  • #61 町田紘太 (fabula株式会社 代表)
  • 2022年12月2日(金)放送
  • 今日の冒険者は、町田紘太。
    規格外野菜やお茶の抽出カスなどの食品廃棄物のみを使った新素材を開発。
    白菜で作った素材の曲げ強度はコンクリートの4倍近いという。

    ターニングポイントは、東京大学でコンクリートの研究をしていた時。
    セメント産業は、全世界のCO2排出量の約8%を占め、環境負荷が高い産業であると知った。
    地球温暖化の影響を大きく受けているオランダで幼少期を過ごしていたこともあり、このことを自分の中でリアルな問題に捉え、同じく問題となっている廃棄食材に目をつけ、卒業研究で技術を開発した。

    そんな彼の『変えたいミライ』はーー

    コンクリートに代替するような建築材料として普及させること。
    この素材は100%食品から作っているため成分的に食べても問題はない。
    次の大阪万博では廃棄食材を使った建築資材が使用される予定だという。
    災害時、最悪の手段として家を食べるという選択肢になる可能性も見据えている。

    ミライはきっと、変えられる。