STORYストーリー

其の九 銀杏と爪切り

光司(安田顕)が小学校の文集に将来の夢を『殿様バッタ』と書いていた。満(生田斗真)は当時から『珈琲屋の店主』。「美容院始めた人が営業不振で半年で店を閉めたのに『ワタシ夢を叶えました』って得意げに言ってたらイラッとしない?」と綾子(小池栄子)。



「じゃあボクシングの世界チャンピオンになった人が三ヵ月後に負けて王座陥落したら『たった三か月防衛したぐらいで夢が叶ったって騒いでんじゃねぇよ』って言うんだ?」



最近、綾子は春海(清原果耶)がわざと模擬試験で悪い点をとって、陸(水沢林太郎)と同じ高校に行こうとしてるのを疑っていた。春海は否定するが、光司が二人の志望校は違うことを、陸に直接確認してしまう。



光司と陸の関係を自分だけ知らなかった事にショックをうける綾子。「姉ちゃんもそういう立場になったってことだよ」と満は子供の頃、一緒に親を欺いた思い出話で綾子を慰める。



其の十 シャンパンと合い鍵

犬の散歩のバイトの最終日。満は飼い主の社長、明日香(倉科カナ)と部屋で鉢合わせし、食事の買い出しを頼まれるが、明日香は報酬をチラつかせたり引っ込めたり、わざと満を怒らせるような態度をとる。「本当に可哀相な人ですね」「そうやって男の子がだんだんムキになってくる顔が好きなだけ」満は報酬も受け取らず、一緒に食べようという誘いも断り、帰ろうとする。



すると、明日香が突然「今日誕生日なの」「お願いです。ご飯だけ一緒に食べてもらえませんでしょうか?」と言い出した。その言葉に思わず足を止めた満は―。



一方、一緒に生活するようになってから綾子も房枝(原田美枝子)も顎が痛くなったといい、満と喋りすぎのせいだと気づく。満を相手にしないようにする一同だったが…。



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