STORYストーリー

其の十九 すき焼きと引越し

檀野(長谷川初範)家で、秋葉家の送別会を兼ねたお肉パーティーが開かれるが、意地でも行かない満(生田斗真)。「後で肉食べたかったなんて言っても知らないからね」「言わないから心配するな」家族がたらふく肉を食べた翌日、満は引越し前の最後の夕飯はすき焼きしかありえないと言いだす。



「登校拒否に始まって高平陸(水沢林太郎)との恋愛問題、光司さん(安田顕)の仕事問題、その折々で秋葉家の危機を救ってきたのは誰だ?光司さんと春海の仲を復活させたのは誰のお蔭だ?」と譲らない。「3か月前の開会式、五輪の輪のように5人で肩寄せ合って食べたすきやきを閉会式でもう一度食べたいんだよ」



一方、光司はタクシーの運転手になるという。そこには春海の夢も関係していた。



其の二十 コーヒーとマラソン

秋葉家が去り、岸辺家に母と息子2人の日常が戻ってきた。「や」「れ」と書いてあるノートを広げる満。ある朝コタツの中の満は洗濯物を畳む房枝(原田美枝子)の顔を窺う。



「はいはい分かりましたよ」「そこまで言うんなら面接受けるよ」「え?ワタシ何も言ってないわよね」議員秘書の面接を受けるという満。「その顔がね、毎日オレに『面接行けって』言ってくるわけ」



面接の朝、満はスーツ姿で房枝にコーヒーを淹れてから出発する。ところがこの日、商店街はハーフマラソンの真っ最中というスーツで歩くにはとんでもなく恥ずかしい状況に。



駅に向かってランナーとは反対側を歩く満を発見した家族や友人は…。



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